伝統的なクラスシステムを、現代社会に置き換える。『QUESTER』の企画は、そんな萩原一至さんの発想からスタートしました。萩原一至さんから届いたヴィジュアル・設定・資料を元に加藤ヒロノリさんがゲーム用の設定を作成しています。ちなみにキャラクターの性格は、加藤さんが決めているのですが……。乱暴者 関西弁食いしん坊万歳の「ハルカ」和尚 変態紳士の「和尚さん」博士 日記の作者の「リサ」泥棒 うんちく糞野郎「エッジ」機動隊 しゃべらない「ゴッツ」というメモが届いています。気になる5人組ですね。※和尚さんは、最近「ドブロク」に名前が変わりました。乱暴者(デトネイター)前衛系アタッカークラス。チェインソーなどのエンジン武器を使いこなすことができる。攻撃回数とヘイト(注目度)が加算される「雄叫び」などを覚える。和尚(ブッディスト)前衛系ヒーラークラス。シールドの扱いが得意。薬品類にも通じており、治療薬をリソースに消費して「癒しの祈り」や「蘇生」などを使用できる。博士(プロフェッサー)火力抜群の後衛系アタッカークラス。改造掃除機からの火炎放射(範囲攻撃、現象ダメージ)を得意とする。燃費は悪い。泥棒(スティーラー)泥棒がいると「金庫破り」が楽になる。「音響玉」や「閃光玉」などの小道具が得意で、相手をデバフまみれにする。パーティに一人いるととても便利。機動隊(モビルポリス)前衛系タンククラス。シールドや鈍器の扱いが得意。攻撃の乱暴者に対し、防御の機動隊。ヘイト(注目度)を肩代わりする「警備」などを修得する。東京ゲームショウ版では、初心者にも遊びやすくするために武装のクラス制限はしていませんでした。クローズドβ以降は、そういった割り当てなども、きちんとクラスシステムに沿ったものに変更されます。
ゲーム概要 の付いた活動報告
左上の赤いアイコン部分は【防御期待値】で、物理ダメージへの防御力。その下の青いアイコン部分は【抵抗期待値】で、現象ダメージへの防御力。左下に大きく表示されているのが【ヘイト】だ。※東京ゲームショウでは【注目度】と説明していたが、変更予定。この【ヘイト】が大きいキャラクターから、モンスターに狙われていく。『QUESTER』では前列・後列の概念がない。代わりに、この数値で隊列を表現している。スキルを駆使し、【ヘイト】をコントロールするのが戦略の鍵となる。右下の数値(25/25)はHPだ。0になってしまうと仮死状態になり、戦線から離脱する。その場合でも、戦闘終了後に蘇生をしてもらえる。ただし、【浄化燃料】を大量に消費してしまうので要注意だ。モンスター側にもキャラクターと同様の表示がされている。勝てそうもないと判断したならば、【撤退】も作戦の一つになるだろう。【撤退】は必ず成功する。しかし、ダンジョンマップからモンスターが消えるわけではない。しつこく追いかけてきて、追撃を狙ってくるだろう。全滅すると、回復するのに5日間が経過してしまう。【食料期日】を一気に消化するので、気をつけて欲しい。ゲームオーバーに直結する。
ダンジョンを探索すると【モンスター】に追いかけられる。接触すると戦闘が始まるシンボルエンカウント方式。アクション性はないので、冷静に行動すれば不用意な戦闘は避けられる。これが【戦闘画面】の初期状態だ。左側が自分たちのパーティ。右側の4×4のフィールドにいるのがモンスターだ。最初は「コマンド未設定」になっている。まずは全キャラクターに、【コマンド】を設定することから始めよう。事前に【コマンド】を入力して戦う先行入力型のシステムとなっている。最初に覚えて欲しいのが、【バトルリソース】だ。戦闘中に強力な【スキル】を使うのに必要な、コストと考えて欲しい。左から【薬品・弾丸・爆薬・電池・小道具】をあらわしている。右端は【浄化燃料】だ。キャラクターを選択するとコマンド設定画面になる。左側の列が、キャラクター固有の【クラススキル】だ。もちろん、レベルアップによって増えていく。右側の3列には、【武装スキル】が並んでいる。これは、設定している【アームズ】や【アクセサリー】で変化する。【コマンド】は各キャラクターごとに、3つまで設定できる。但し、各スキルの【アクションポイント】の合計を5以下にする必要がある。オレンジ色の■で表示されている。◎試作型改造掃除機【攻撃】 アクションポイント:2 速度:5 攻撃対象:1体 物理ダメージ:11 コスト:なし【火炎放射】 アクションポイント:2 速度:5 攻撃対象:1体 現象ダメージ:11 コスト:爆薬1/電池1赤い帯がついているコマンドは、物理ダメージ。いわゆる、直接的に「殴る」ような行動だ。青い帯がついているコマンドは、現象ダメージ。これは、「特殊攻撃」を表現している。属性のようなものは抽象化され、集約されている。全キャラクターに3つの【コマンド】を設定した状態だ。つまり、最大15個の【コマンド】を先行入力できる。設定完了後は、【バトル開始】ボタンを押すだけでオートバトルになる。最初は面倒かもしれない。しかし、一度設定すれば、【コマンド】は記録されている。戦況に応じて必要な部分だけ変更すればよいので、慣れると快適だ。このシステムを『レイヤーターンバトル』と呼んでほしい。オートバトル中のイメージ。【速度】の順番で【コマンド】が実行され、結果がログに残されていく。なお、モンスター側のアクションも、事前に【コマンド】として表示される。上級者は、敵の【コマンド】を見て、作戦を考えることができる。今回は、戦闘システム《前編》をご紹介しました。システムや画像は変更の可能性がありますので、予めご了承ください。次回は、戦闘システム《後編》 として、詳しいパラメータなどをご紹介いたします。
すべての探索は【拠点】から始まる。周囲の黒い部分は、未開拓エリアだ。限られた視界で手探りで開拓する。このすべてが見えない感じが、探索の深みを与えてくれる。近づけば確認したことになり、地図にも自動で保存される。右上の数値(212/250)が【浄化燃料】で、汚染世界を探索する必需品。活動限界時間だと考えれば、わかりやすいだろう。探索中のあらゆる行動で消費するので、慎重に行動して欲しい。拠点に戻れば自動で回復するが、1日が経過してしまう。その下のカレンダー(30)が【食料期日】だ。期限までに、指定された目標食料を集める必要がある。失敗すれば全滅し、ゲームオーバー。物々交換のサバイバル社会。貨幣経済は崩壊している。その下の数値(0/999)が【食料】だ。この廃世界で生きることは、すなわち食べ繋いでいくこと。モンスターを狩って、食料にするのがクエスター達の日常だ。歯車であらわされているのは、レベルアップ に必要な【資材】となる。上記画面の水晶のような場所で、採掘に挑戦することができる。そして最後は、扉を開けるのに必要な【鍵】の数だ。ダンジョンの中に隠されている。画面にある「たいまつ」のような場所が、【拠点候補地】だ。発見すれば出発点を選べるようになり、行動範囲が広がる。この例では、最初の拠点「東京」から、「築地」に【拠点を移動】した。【食料】が必要だから、【食料期日】も考慮したうえで実行してほしい。以上が、探索システムの概要です。システムや画像は変更の可能性がありますので、予めご了承ください。次回は、戦闘システムをご紹介いたします。