こんにちは、SANCHAIの仲です。
このピーナッツバターキャンディが完成するまでに、約8ヶ月の時間をかけて試行錯誤がありましたが、実はキャンディを作ろう!と考えるに至るまで、更に遡ると2018年に遡ります。
いや、もっと前かもしれません。
2016年10月、コタンに初めて訪れてコタンのピーナッツを使って現地で商品を製造する工場を作ろうとした際に頭にあったのは「メイド・イン・ネパールの世界に誇れる素晴らしいプロダクトを作りたい」でした。
では、「素晴らしいプロダクト」とは何だろう?と考えた時、例えば...
これまでにない新しいもの
かっこいいもの
機能性の高いもの
など色々挙げられますが、
私が作りたかったのは「その人(購入者)にとって特別なもの」でした。
そして、特別なものになるためには、その人自身の気持ちの琴線に触れるエモーショナルな「体験」が必要ではないかと考えました。
ネパールというベースで考えた時に、それはヒマラヤの大自然に触れる体験の中で感じたものが挙げられるのではないかと思い、ヒマラヤのトレッカーに向けてエナジーバーを作ろうと考えました。
そこで、SANCHAIのエナジーバーの開発プロジェクトがスタートしました。
もちろん原料のベースはサンチャイピーナッツバター。
プロジェクトが始まってすぐにアンナプルナのベースキャンプに行ってみることにしました。なぜなら、ターゲットはヒマラヤのトレッカーだから、彼らに直接聞いてみよう!と思ったわけです。笑
実際にアンナプルナのベースキャンプに行く道中で、出会うトレッカーたちにタイプの異なる2種類のサンプルを食べてもらった感想と、それぞれの嗜好や求めているもの、実際に持ってきているものなど、約100人以上の人々にインタビューを行いました。
ベースキャンプといえども標高5400m。初心者なら10泊くらいで行くコースを無理矢理5泊6日で決行し、1日10時間以上アップダウンを歩きながらインタビューを行いました。
(今思えば、なかなかクレイジー・・・)
このプロジェクトはネパールに製造工場を作ることをゴールにしていたため、コロナなどもあり一旦保留にしていますが、この時の経験は今回のピーナッツバターキャンディの構想や開発過程でとても活かされました。
登山の経験がある方は分かるかと思いますが「食べるものはエネルギーなんだ」と山を歩きながら身をもって感じました。このサンチャイピーナッツバターキャンディがたくさんの人たちの心にも体にもエネルギーになったらいいな、と思っています。
そして、いつかネパールでヒマラヤのトレッカーのエネルギー補給のベーシックアイテムになリますように!