あたたかなクラファン支援者のみなさん、お元気ですか?
日本はGW中ですね。つい先日はウクライナもですが、ギリシャ歴の方たちもイースターを迎えていらっしゃたようです。
わたしたちが生きる今も昔も様々な歴史がありますが、困難な中でも生まれてきた多様な文化にもっと目を向けながら、人の営みをいつくしんでいければとおもう今日この頃です。
異なる生活環境、文化、社会、政治背景をそれぞれの場所で抱えながらも、「共に生きる」術を様々なかかたちで皆さんと実践していければとおもいます。
今回のクラファンもその一つなのかとおもっています。
オーストリアの避難先を拠点にしているOliaはアーティストとして忙しく現地で活動しています。欧州圏各所で展覧会の機会もあり、もともとの旅人気質も相まってか(?)動いて動いて、時に疲労しながらも、また故郷の傷を抱えながらも、アクティブな日々を過ごしているようです。
一方、Nanaは、北欧圏に避難していたお姉さんの出産を見届け、彼らの住んでいたキーウのアパートに滞在しながら飼い犬の介護をしていました。(わんちゃんは残念ながら先日亡くなってしまいました)
変わる戦況の中、実家のあるミコライウにはまだ足を踏み入れられていないようですが、友人たちにも再会し、もうしばらくウクライナで過ごすことになりそうです。日本へ戻る目途が立てばまたお知らせします。
色々な状況はありますが、みなさんのお手元にリターンが届くころに、彼女たちとみなさんの交流の場もリモート設けられればとおもいます。どれほど二人がみなさんの支援の気持ちをありがたくまた嬉しくおもっているか、本人たちも毎回言葉にしてくれます。
そして、リターンの一部は完成しました!
ポストカードはご希望の方にあわせ、今回は2種類用意することに致しました。ウクライナ、ハルキウ近郊の大地に掲げた「祖国へようこそ」の標識と、マリウポリに掲げた透明な旗のランド・インスタレーション作品(Olia制作・戦争前)です。
TシャツはNanaが日本にいながら戦争が始まった故郷をおもって、ヴィシュヴァンカという伝統刺繍をモチーフにデザインしたグラフィックです。
現在、Oliaの手記を本人デザインで目下制作中のため、そちらが完成次第でみなさまのお手元に届けられればと考えております。(何かご都合ある場合はいつでもお知らせください。)
もう少し気長にお待ちくださいね!
季節の変わり目ですがどうかご自愛の上お過ごしください:)
co・iki
根上陽子