11月のロンドンでのイベント準備を進めています（イギリスのチームが）。そこでは、いくつかのネタを仕込んでいるのですが、そのうちのひとつが、日本料理の研究家であるTim Andersonさんの招待です。Timさんはイギリスで活動している料理研究家で、専門は日本料理。いくつもの著作があります。▼Tim Andersonさんhttps://www.bbc.co.uk/programmes/profiles/3wgLftHyzlSDS9gD7DMBXV6/tim-anderson彼は北海道に関する取材をしていてたまたま来日していたのですが、1日もらって、「朔（さく）」をやっている播磨をご案内してきました。テーマは「水」。播磨に流れる「軟水」が、播磨独自の「淡口醬油」を産み、播磨の穏やかで華のある「酒」になっている。行程は、米の産地を訊ねて農家さんと会話した後、その米を醸す酒蔵で醸造家とともにランチ。その後、播磨の食材と酒にこだわる料理人を訪ね、その後に淡口醬油をつかった山椒の逸品に触れる。最後に、城下町で今でも麹をつくる工房を訪ねて、有馬温泉に帰る。手ごたえバッチリなツアーとなりました。

今朝（10月13日）のYahoo!ニュースに、こんな記事が掲載されていました。記事の中では、オーストラリアから来日した旅行者のコメントとして、「すごく安かった。オーストラリアやイギリスではこの2倍はするよ。最高の気分だ」と紹介されています。これ、本当にそうだと思います。いま、イギリスへの出張手配を進めていますが、あらためて、物価の高さにおののいています。↓こちら、ロンドンのairbnbのフィルター。平均単価は35,251円。↓こちらは同条件、東京。15,254円。↓ちなみにロサンゼルス。46,418円。円安の傾向と日本の物価の安さがしばらく続くものとすると、これは僕たちのようなインバウンド旅行会社にとっては短期的な「追い風」です。しかし、僕たちの次の世代、さらにその次の世代のことを考えたときに「安いから行く」地域であっていいのだろうか、長期的には文化的価値を高めて「高くても行く」地域を目指していかないといけない、と思います。日本が経済力でNo.1になる時代は、僕の生きている時代には再来しないでしょうが、「文化力のある、誇りある中堅国」を目指すことはできる。そこに至るためのヒントは、かつて世界を席巻しつつ今もなお存在感を発揮し続ける欧州諸国にあると考えます。この「追い風」を活かし、その道筋を見つけていきたいと思います。 しかし、高いなあ・・・。

みなさん、こんにちは！みたての庄司です。10月3日にスタートしたこのプロジェクトも、1週間で約40％の支援をいただくことができました。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。さて本日は、11月26日に予定している「リモート報告会」について共有いたします。今回のプロジェクトでご支援いただいた方を対象に、現地で見聞きした下記のようなことをフィードバックさせていただきます。当初は「18:00～19:00（1時間）」の予定でしたが、内容盛りだくさんになりそうなので「18:00～20:00（2時間）」に拡大して報告させていただこうと考えています！ 【フィードバック予定の内容】１）活動内容イベント来場者プロフィール、アンケート結果（満足度）、会場の様子、など２）業界の動向（全体的な情報）業界のトレンド、WTMでよく聞いたキーワード、訪日旅行に対する意欲の変化、など３）旅行会社の動向（個別的な情報）イギリスをはじめとするヨーロッパ／北米の旅行会社が今どのようなことを考えているか、など　※旅行会社の個別名称は開示できない可能性があります４）2023年春に向けて準備すべきこと回復期が始まると予想している来春に向けて関係者が準備すべきこと、など５）日本酒が持つポテンシャルの検証日本酒が現地においてどのように評価されているか、訪日旅行の価値向上に寄与するか、など６）その他もし、みなさんの中で「これが知りたい」「これを確かめてきてほしい」ということがあれば、ぜひお気軽にご連絡ください。みなさんに代わって、現地で情報を収集してこようと思います！