アウトドア業界の人には説明不要ですが、亀田正人さんは気鋭のオールラウンドカメラマンです。
ハイキング、キャンプ、トレイルランニング、岩壁登はん、カヤック、MTBそして最近は狩猟も。
どんなフィールドにも行けるだけでなく、亀田さんの特徴は、どこでも笑顔を崩さずマイペースだということ。
静岡の波勝岬の岩壁で僕の登攀シーンを撮ってもらった時も、切り立った壁の中、終始笑顔。ロープにぶら下がりながら要らない写真をデータから削除するなど余裕を見せていました。
その亀田さんから
「復旧の手伝いも、お金も出せないですが、なんか出来ること無いかなと考えたんですが、クラウドファインディングの返礼品を提供するとかどうですか??」
と、どことなくのんびりとした感じのメールが届きました。
そして、
「こうゆうアクセサリーになっちゃうんですが」
と言って手首につけるバングルの写真が追送されてきました。
昨年からアクセサリー製造もはじめていたとのこと。
ブランド名は、sloppy(→だらしない、いいかげん)。
「息苦しい世の中、いいかげんなくらいで良いんだよって感じのコンセプトなんですよ」
というメールも送られてきました。
バングルの素材はステンレス製で、文字を刻印できるとのこと。
その後、電話で刻印する文字の案を詰めていくと、亀田さんはこんな事例を話してくれました。
「僕の近くに住んでいる人で、普通とは違う生き方をしたいと思っていた人がいて。でも何か難しい問題にぶつかってしまって、悩んでいる感じで。その時に同じバングルを送ったんですが、その時はLeapという言葉にしました」
Leapは「ジャンプ」と同義語のようです。しかし、より強く「跳躍」という意味に近いようです。
Sloppy(だらしない、いいかげん)のLeap(飛躍)。
これ以上のネーミングはない!! 僕は瞬間的にこう言いました。
「その言葉をこのクラファンにも使わせてください!」
この相剋するふたつの言葉は、撮影現場ではのんびりと構えていながら、心を射抜くような写真を撮影する亀田さんをも象徴しているようにも思いました。
復興を目指して飛ぶ。
そして、そこを飛び越えてさらに「Leap」する。
でも気負わず、いつも自然体で「Sloppy」に。
そのために僕はこのバングルをつけていきます。
皆さまにもつけてもらいたいと思い、リターンに追加させて頂きました。