9月23日未明の洪水時は、床下まで来ていた水が、午前1時半から2時半ごろに一気に増し、事務所のデスクの上まであがってきました(写真よりまだ上まできました)。
本当に1時間ほどで、怒涛の如く水位が上がってきたのです。
そのわずかの時間で、倉庫2か所と事務所のものをできるだけ上にあげていきましたが、間に合うわけがありません。
泥水を被ってしまった事務機材、工事機器、そして在庫商品の穴埋めをどうしようかと、四苦八苦する日々を今もすごしています。
そんな中、今日はプロパンガスの業務主任者免許の更新の講習がありました。
案内状には、「免許を必ず持参」と太文字で記載されていました。
でも正直、更新に備えて準備をする時間も心の余裕もありませんでした。
そして当日の朝になって気がつきました。
免許証がなくなっていることに……。
机の中にしまっておいたのですが、ドロドロになった文具と一緒に捨ててしまったようです。
免許がないと更新ができないのか? ということは営業停止?
社員にはとてもそのことを言えず、テキスト代を払うために集金カバンだけ持って試験会場にでかけました。(現金と領収書の入ったこのカバンは、水面より上にあげておいて無事だったのです)。
途方に暮れながら、会場でそのかばんを開くと、なんと、そこに免許証がありました。
普段、このカバンに免許をいれることなどないのに、なぜ入っていたのでしょう?
水が上がってきたときにとっさに入れたとしか思えませんが、全く覚えていません。
天にいる先代たちが、これだけは無くすなよ、と僕に力を与えてくれて体を動かせてくれた。そんな風に考えられるほど、スピリチュアル的ではありませんが、運がよかったのは確かです。
このプラスの力を推進力にして、元気に前に進んでいきたいと思いました。
が、一日中続いた講習のあとは、さすがにまた疲弊していました。