クラウドファンディングが、あと3時間で終わろうとしています。
ご協力頂いた皆様、本当に、本当に、ありがとうございました。
洪水から2か月……。
この間にいろいろなことがおこりましたが、一つまだ報告していなかったことがあります。
「一般財団法人 南アルプスみらい財団」のテクニカルアドバイザーに11月14日に就任しました。
当日は、財団の理事長でおられる静岡ガス株式会社会長の戸野谷様から、正式に委嘱状を頂きました。
これを機に、お互いエネルギー会社として、持続可能な社会づくりに協力して取り組んでいきたいと思っています。
この就任直後、私は静岡で立ち上げられた環境保護組織 Shizuoka Evergreen Societyでメインプレゼンテーションを行わせて頂きました。
私がそこで話したのは、今回の水害は「異例」のものではないということ。
温暖化の影響で、台風が大型化し、かつてはなかった爆弾豪雨を引き起こしてしまったのです。
幸いにも今回の水害の直接的な被害で、お亡くなりになった方はいなかったようです。
しかし、当日の水の深さやそこまで達するまでのスピードを思い出すと、それは運が良かったこととしか思えません。
温暖化が続くとともに、この洪水は起こり続けます。決して「異例」のものでも「予測不能」なものでもありません。
温暖化を止めることは「緑を大切にしよう」「SDG‘sを目指そう」という漠然とした掛け声に終わらせることのできない、直接命に係わる問題なのです。
変わらぬ「南アルプス」を守ることは、変えてはいけない地球環境を守ることにつながる。そう強く思いながら、テクニカルアドバイザーをお引き受けすることにしました。
「変えてはいけない」のは、自分自身のことにも当てはまると思います。
若い時の気持ちを忘れず、これまでやってきた登山にさらに磨きをかけていきたいと思います。
南アルプスに関わるようになったのだから、ここでひとつ目標を立てたいと思います。
聖岳西壁、赤石岳北壁、荒川岳西稜、塩見岳バットレスを積雪期に登りたいと思います。
どれも雄大な南アルプスらしい、広大な岩壁です。
会社の設備も壊れたまま、自宅の床もはがれたままで、何をか言わんや、ではありますが今回皆様から頂いたエネルギーを糧に、先に進んでいきたいと思います。