芸術の秋、国宝瑞龍寺にて
「音・リズム・響き」をテーマにしたイベント「ヒカリズム2023」を開催します
皆様のご参加をお待ちしています
ヒカリズム 2023〜医と禅と芸術の融合〜
日時 9月9日土13:00〜16:00
場所 国宝高岡山瑞龍寺(大茶堂)
富山県高岡市関本町35
入場料 拝観料のみ(大人500円/中高生200円/小学生100円)
第一部トークセッションでは、ドクター・脳と神経科学の研究者・瑞龍寺住職と、「音楽とアートの新しい可能性を探る」というタイトルで、専門分野の音楽や音(リズム)を用いた研究や医療での効果、また禅と音楽との関係性など、音楽が体や心、脳に及ばす効果などのお話をしていただきます。
第二部では、瑞龍寺仏殿の天蓋の中に描かれている天女をモチーフに、音楽と踊りで表現します。おりんの響きが、瑞龍のこだまとなり、いにしえと未来を繋ぎます。美しいおりんの響きと優雅な歌声と素敵な舞のハーモニーをぜひお楽しみ下さい。
第三部では、伝統工芸都市、歴史ある高岡ならではの、高岡銅器のおりんや鐘、銅羅を使った参加型のリズムセッション。音の響きが体や心へどのような影響をもたらすのか?実際に楽器を使ったワークショップにおいて、体感していただきます。
※回廊には臨床美術のアート作品を100以上展示します。(展示期間は9月5日〜18日予定)
※「じゅんこご飯」「Namiスイーツ」など美味しい飲食ブースもあります(11時からオープン)
紫蘭会光ヶ丘病院では、体の機能回復訓練だけでなく、「みんな、アーティスト」をモットーに、心のケアとして、音楽・アートなどの芸術療法や「リハビリファーム」という病院発・みんなの畑があり、農活動など取り入れています。地域産業とのコラボレーションとして、能作さんの風鈴を音階にしたものをリハビリや音楽療法にも取り入れています。また、音楽と神経科学の研究を慶應大学の藤井進也先生の研究室と一緒に行っており、昨年は院内で「音楽フォーラム」を行い、大変好評であったため、今回のイベントはその一般向けバーションとして行います。
第一部:トークセッション
「医と禅と芸術の分野から、音楽・アートの新しい可能性を探る」
座長:新藤恵一郎(光ヶ丘病院リハビリテーション科部長)
スピーカー:
・新藤 悠子(光ヶ丘病院リハビリテーション科部長)
「病院での音楽とアートの実践〜ひかりプロジェクト〜」
・藤井進也(慶應義塾大学環境情報学部准授)
「音楽と心身の健康」
・岩波久威(西方病院神經內科部長)
「音と色と脳」
・四津谷宏(瑞龍寺住職)
「禅と音・リズム」
第二部:芸術鑑賞おりんと創作舞踊
「瑞龍のこだま〜いにしえと未来を繋ぐ音」 作曲 松井千代子
<キャスト>
岩波佳江子(舞踊)/松井千代子(音楽)/納村真紀子(声楽)
新藤悠子(おりん)/工藤優子(ナレーション)
第三部:リズムワークショップ
「音の響きを五感で感じよう!!高岡の伝統工芸品をつかって、リズムを響かせてみよう。」
※※事前予約優先
お申込はQRコードまたはこちらから
https://docs.google.com/forms/d/16SQQARmX63f5Y3q8SukcE3vPkItP1ckv4bjtZQ60UAQ/viewform?edit_requested=true
主催/医療法人社团紫蘭会医療法人光ヶ丘病院
協賛/高岡ライオンズクラブ
後援/高岡市・北日本放送・北日本新聞社・富山新聞社
協力/国宝瑞龍寺・株式会社能作・株式会社宮津商店·株式会社山口久乗(五十音順)
運営/ヒカリズム実行委員会
お問合せ/一般社団法人ヒカリプロジェクト
TEL 070-7581-030
mail hikariproject333@gmail.com
また、この取り組みは、高岡市の共創チャレンジ事業(光ヶ丘病院と高岡銅器の会社である株式会社能作・株式会社山口久乗・株式会社宮津商店との共創事業)として採択されました。
このイベントを通じて、音楽療法や音を使ったリハビリの取り組みやその可能性、また実際に音や響きが心身にどんな影響があるのかを知っていただき、体感していただきたいと思っています。また高岡や高岡の伝統工芸の魅力・可能性を県内外に知ってもらいたいと考えています。これらが、リハビリテーションや音楽療法など、医療・介護・予防医療の現場で活用できる可能性を発信したいと思っています。高岡銅器は国の伝統工芸品に選定されており、銅合金生産額の90%以上を占め、国内外から高い評価を受けています。高岡銅器を使ったリハビリの可能性として、いくつかあり、例えば、音を使った脳卒中のリハビリテーションとしてmusic supported therapy(MST)というのがありますが、癒しの音の高岡銅器バージョンMSTを作りたいと考えています。また楽器演奏は認知機能の維持向上に役立つと言われており、癒しの音でリハビリする効果もあると考えています。また実際に高岡銅器には、おりんや風鈴などf分の1のゆらぎや倍音が含まれた心地の良い音が多く、もともと「仏具」などとして場を清めることに使われてきた歴史があり、現代のストレス社会の心のケアにも役立つと考えています。また、当法人のように音を使ったリハビリや音楽療法を取り入れている医療機関はまだ多くはないですが、これからは、ニーズが高く注目されてくる分野だと思っています。それに地元の伝統産業である高岡銅器を取り入れることは、ユニークな試みであり、それを発信することで高岡の街づくりにも貢献できたらと思っています。
ご参加方法は、瑞龍寺の拝観料(大人500円、中高生200円、小学生100円)のみでどなたでも参加できます。第3部のリズムワークショップは申し込み優先ですが、当日参加も可能です。
先日の院内のプレイベントの様子はこちらからご覧ください。
高岡の誇る、国宝高岡山瑞龍寺での音と高岡銅器の新たな可能性を感じていただく誰でも参加できる楽しいイベントです。ぜひご参加をお待ちしています。