※1月22日追記
【目標金額達成のお礼】
皆様のおかげで目標の80万円を達成することができました!
ありがとうございます。
ご支援いただいた資金は大切に使わせていただきます。
クラウドファンディング終了まで今後はネクストゴールにチャレンジさせていただきます。
ネクストゴールは100万円です。
引き続きの応援を、よろしくお願いいたします!
はじめまして。大阪を拠点に「農業と福祉の連携で日本の食料自給率を向上させていきたい」と、活動をしている田端一雅です。
300㎡の休耕地を借りて野菜を作るところから始め、現在は3反(3000㎡)の休耕地で野菜作りをしています。自分の住む大阪から始めて日本の食料自給率を上げていくために、このたびクラウドファンディングに挑戦します。
農業と福祉の連携が、持続可能で幸福な社会に繋がることを、実際の畑作業を通じて実感したことが、今回の挑戦の基盤となっています。
私は大阪市港区の出身。現在は、心斎橋で飲食店「炭焼き・幸(さいわい)」を経営しています。
店の経営が軌道に乗り始めた2年前(2020年)の4月に、新型コロナウィルス感染症の蔓延で営業自粛を余儀なくされました。
「炭焼き・幸」は覚悟をもって始めた店で、1年目は365日、休むことなく営業していました。最初はお客様がいる限り、朝5時まで店を開け続けることで、徐々にお客様にも認められるようになり、営業時間を短縮して、定時を設定、次に定休日も設定することができました。
おかげさまで2年目は勢いにのり、3年目にはメディアに取り上げられる機会も増えて、売上も順調に伸長。従業員の労働環境も整えることができるようになったところでした。
それまで普通にできていたことができない苦しい状況のなかで、前を向くために考えたのが「普段やれないこと、やったことのないことをする」でした。
20㎡ほどの小さな貸し農園で野菜作りを始めたのです。
初めにタマネギ、その後、レタス、カボチャ、キュウリ、ナスを作ってみると、野菜がかわいい、面白いと、はまっていきました。
飲食店でふだんは使う側にいて、作ったことはありません。始めてみると、野菜作りの楽しさや大変さに驚くことばかり。
「こんなに手間がかかっているのにこの値段?」
「美味しいのになぜB品が売れない!?」
など、疑問がわいて、農業の過去から現在、未来を勉強しました。
農家が減少していることや、新規就農しても続かないこと、食料自給率が約20%も減少していることなどを知り、農業は日本のためになる素晴らしい産業だと感じる反面、これから起こると言われている食糧危機を防ぎたいという想いが芽生え、農業を事業として本気で取り組もうと決断するに至りました。
ちなみに日本の食料自給率は、生産額ベースで63%、カロリーベースで38%(農林水産省HP「令和3年の食料自給率」より)で、微増する年はあっても、年々下がってきています。大阪府については、生産額ベースで6%、カロリーベースで1%(農林水産省「令和2年度都道府県別食料自給率について」より)と厳しい状況です。
農業がやりたい!と思うようになって畑探しを始めてみると、農業に参入するには障壁もあることがわかってきました。
休耕地を持っていても、知らない人に貸すことには不安を感じるものです。
自分たちの住む地域に、知らない人をいれて、何かトラブルがあったら、土地を荒らされる結果になったら、地域の人の迷惑になる行為があったら、ひどい場合だと廃材置き場に使われたりしたら、と。心配を抱えるより、貸さないに限ると考える人の方が多いのでしょう。
2021年11月、私は運良く、知人のつてで300㎡の畑を借りることができました!
ここでも最初はタマネギを栽培。友人に、淡路島のタマネギ農家の息子がいて、苗を分けてもらうことができたからです。農薬や化学肥料を使わない農業を選択しています。
近隣の人々に不安を感じさせてはいけないと考えた私は、畑に出入りするスタッフの顔写真入りリストを作成して畑のオーナーに渡したり、畑の様子を見に来る人には誰にでも元気よく挨拶することを心がけ、次第に言葉を交わすようにもなりました。
こうして今年(2022年)8月に、この畑から車で10分ほどのところに1反(1000㎡)、20分ほどのところに2反(2000㎡)の畑を借りることができました。
「日本の食料自給率を向上させたい」。
そのためには、農業人口を増やすこと、農家を増やすことしかありません。どれほどスマート農業が進み、農作業が楽になっても担い手は必要です。
一歩一歩進めていこうと、始めてみると農地のほかにもいろいろな問題や課題が見えてきます。農業機械の入手や販売先の確保など、数ある課題の中でも人手の確保は非常に大きな課題でした。
農業は、きたない・きつい・臭いの3K職種と見なされて働き手が集まりにくい仕事でもあります。
そんなときに「農福連携=農業と福祉の連携」という言葉に出会いました。
調べていくと、「通常の事業所に雇用されることが困難な人に、就労の機会を提供するとともに、生産活動その他の活動の機会の提供を通じて、その知識及び能力の向上のために必要な訓練その他の厚生労働省令で定める便宜を供与する」就労継続支援のうち、雇用契約を結ぶことが困難な人を対象とするB型作業所と、連携できる可能性があることがわかりました。
就労継続支援B型作業所で働いている友人に話をした結果、提携がかなって、現在、畑で一緒に働く時間をもっています。
今回のクラウドファンディングのリターンにも使う予定の九条ネギの苗を植えました。
一緒に働いてみて感じたのが、真面目にコツコツと働く人たちで、農業との相性が非常に良いことです。
仕事によってはストレスを強く感じて続けることができなかったり、トラブルになってしまうことがあると聞いていましたが、大地と繋がる農業には癒しの力もあるようで、のびのびと働いてくれます。
いい笑顔を見せてくれたり、めっちゃ頑張ってくれる姿を見ていると、私自身もさらに楽しくなって、優しい気持ちになっていることに気づきます。土にふれることにはアーシングと呼ばれる、ストレスを土に返す効果があるとのこと、心がゆったりするようです。
就労継続支援B型作業所の工賃は、全国平均で時給222円(厚生労働省「令和2年度工賃(賃金)の実績について」より)のところを、この事業では時給を500円~として、作業効率に合わせて増額もしていくことにしました。
就労者には、毎日4時間の作業を依頼しています。
就労者にとっても、就労継続支援作業所を営む企業にとっても、農業に取り組む私たちにとっても、三方良しとすることが、持続可能な社会を創ることにも繋がると考えています。
私の夢を理解し、提携先となってくれている株式会社五大の代表取締役・前田五大様から、次の応援メッセージをいただきました。
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株式会社五大の前田五大と申します。
堺市と大阪市で就労継続支援B型事業所を運営しております。
約5年前に福祉の世界に足を踏み入れた時に水耕栽培に関わることがあり、農福連携の勉強会への参加や企業、福祉施設へ見学や体験をしました。
その時に知ったのは小中規模の農福連携では収益化することが難しいということでした。
他にはなんとなく食料自給率や農薬の問題について課題意識を持ったまま現在に至ります。
これから田端さんと連携して農福連携を進めていくのですが、初期の打合せではただ単に施設外就労として受け入れていただく予定でした。利用者さん達の興味だけで取り組むことになりました。
何度か田端さんとお話をする中で『農業で100億円企業にする』ということを聞きました。ハテナでいっぱいでした。何のためにそうしたいのか聞くと『100億円企業になると大阪の食料自給率が1%上がる』と。正直びっくりしました。世の中のために事業したいという想いに心動かされました。ここから農福連携が自分事になってきました。
更に施設外就労を通して農業に興味のある人材を増やし、障害のある方でも農業で独立企業ができるようにサポートしたいと考えておられて、ここにも共感できました。
私達の就労継続支援B型事業所でも毎年就職者を輩出しようと取り組んでいるので、同じ想いを持っていることを嬉しく思います。
クラウドファンディングを通して、1人でも多くの方に農業の大切さや可能性に興味を持っていただくのと福祉に関心を持っていただければ嬉しいです。
田端さん応援しています!一緒に頑張りましょう!
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前田社長、ありがとうございます。夢を実現するために頑張ります!
今回のクラウドファンディングの目標金額は80万円です。
向こう3年間の事業計画に必要な資金は、総額で600万円。
このうち自己資金が200万円、残りを借入とクラウドファンディングの資金でまかない、2年目から黒字経営を目指しています。
今回のクラウドファンディングでご協力いただいた資金は、CAMPFIREの手数料17%を除き、「農業と福祉の連携で日本の食料自給率を向上させていく」ための事業資金に大切に使わせていただきます。
資金が集まるようなら、さらに農地を拡大していきます。
主な使い道は、農地の賃料、農業用機械のレンタル料、人や収穫物を運ぶための車両代、農地を管理・運営する人件費です。
農地は現在3反を確保していますが、まずは10反を運営できる体制を整えようと活動を進めています。
◆下記のリターンをご用意しました。
・お礼のメール
・個人スポンサー:HPにお名前掲載
・企業スポンサー:HPに社名とURL掲載
・店舗向け九条ネギ10kgをお届け
・農園にスポンサー看板
・炭焼き・幸(さいわい)利用券
・らぁめん じん IHARA店で使える1000円券×5枚
・田端とリアルでサシ呑み権
・農地のオーナー権:九条ネギの農業体験
・ユニフォームスポンサー:企業名を掲載
詳しくは、リターン一覧をご覧ください。
◆スケジュールは、以下を予定しています。
・1月~ クラウドファンディング開始
・2月末 クラウドファンディング終了
・収穫が始まり次第、順次リターンの発送
活動を続けるなかで、休耕地を貸していただいたり、農業用トラクターを貸していただけることになったり、人に助けられています。
「農業と福祉の連携で日本の食料自給率を向上させていきたい」というプロジェクトが成功するかどうかは、モチベーションの維持が何より大切だと肝に命じています。
実は私は、さまざまな職業を経験し、25歳のとき社長になりたいという一心で、勢いで飲食店を始めました。2店舗まで開業しましたが、勢いだけで突き進んでしまったため、人がついて来ず、お店をたたんだことがあります。そのとき、たくさんの方々に迷惑もかけました。
そんな人生を送ってきた私が「炭焼き・幸」で再起を図ろうとしたときに、「1年目は毎日死ぬ気で働け」とアドバイスをいただき、1日も休むことなく、働き続けて、店を軌道に乗せることができました。
初めは頑張れても、次第に「今日ぐらいいいか・・・」という気持ちが芽生えるものです。そこでくじけることなく、やり続けることが、お金を稼ぐことよりも大切だと学びました。
また信用信頼の基礎が築けていないことに、気付いてもいなかった自分を反省し、世話になった方々への感謝をカタチにすることを始めて、今も続けています。
新型コロナ感染症の自然災害は、その飲食店経営を危機に追い込みましたが、結果的に農業に出会うきっかけとなりました。農業を始めたことで、今までとはまた違った人たちに出会い、優しい気持ちをもてるようになり、未来のビジョンを描くことができています。
小さな一歩も、モチベーションをもち続けることで必ず未来へ繋がると信じています。
皆様、「農業と福祉の連携で日本の食料自給率を向上させていきたい」という私の夢を、どうぞ応援してください!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る就労支援ってどんな仕事?
2023/02/12 10:21「就労支援=一般就労への支援」みなさん、おはようございます!今日は就労支援についてお話してみようと思います。早速ですが、皆さんは就労支援について、どんなイメージを持たれていますか?色々な情報が飛び交っていて、皆さんそれぞれのイメージやお考えがあるかと思いますが、Wikipediaでは、「就労継続支援(しゅうろうけいぞくしえん)とは、日本における援助付き雇用のひとつであり、一般企業・団体に就職することが困難な障害者に対し、障害者総合支援法を根拠として提供される障害福祉サービスの一つである。」と、書かれております。では、このサービスである就労支援はどんな目的なのか?「障害者に最終的には一般企業・団体での就労を目指すことを念頭に置き、就労に際して必要な最低限のスキルや技能を身に着けることを目的とする。」このように、「目的=一般就労への支援」これがサービスの目的です。私たちは、この一般就労へ向けてのお手伝いを行なっております。利用者の方々には色々なお悩みを持たれており、皆が同じという訳ではありません。私の考えでありますが、長所を伸ばすと短所が消えると考えており、一人一人の悩みに対して、長所を伸ばすことに取り組んでおります。私たちは、お越し頂いている利用者の方々の目標や目的をしっかりとヒアリングし、それらに対して全力でアプローチする事業であることを念頭に、これからも頑張って参ります。ご覧頂き、ありがとうございました。皆さまにご支援や応援を頂き、さらに事業に磨きをかけていきますので、今後とも宜しくお願い致します。田端 もっと見る
農業には未来がある!
2023/01/30 13:22農業は唯一の拡大マーケット皆さん、こんにちは!今日は農業について伝えたいことがあります。早速ですが、農業って色んな方々に聞くと、一般的に衰退産業だと言われています。そんな農業がなぜ拡大マーケットなのか!!それがこちらです。↓↓↓農業従事者は年々減り続けており、それに拍車をかけるように、平均年齢は上がり続けており4割以上が65歳以上の高齢化している業界です。また、農家の引退年齢は70歳前後と言われており、5年後には主力の方々がゴソッと引退してしまい、それ以下の年層が主となります。農家の全体数が減っていくことは、昭和初期からの産業構造の変化で機械化が進み減ることは、時代のながれでもあるので仕方がないことですが、全体の4割を締めている65歳以上の方々が減ることは非常に問題であります。ただ、日本の食糧割合をみていると必要な食料の量は変わっていないのです。 その必要食料100%の中で、輸入と国産の比率が変化しているだけなんです。こちらは2014年の円グラフなのですが、このように国産が減ってきている状態です。では、なぜ輸入品に勝る事ができるのかというところですが、以下の点が挙げられます。1、輸送コスト削減2、地産地消(SDGs)3、肥料や原油高などによる価格高騰の波を受けにくくなるまず、1では海外から輸入するより、日本で作って配送した方がコストは安くなります。 また、2の地産地消(その地域で生産して、その地域で食す)を行うことで、1の輸送コスト面を大幅に減少することができ、尚且つ、CO2排出量を減らすことにもつながる為、SDGsの目標も達成することができます。そして最後に3は、私たちは無農薬で有機栽培を行っており、肥料高騰の波に左右されにくい形で農業を行っております。この化学肥料は、使用されている成分を海外から輸入しているのですが、その成分の4割をロシアが製造しており、今回の化学肥料高騰につながっております。また、円安で原油高騰しておりますが、地産地消を行っていることで使用する原油量が少なく済み、コスト面も抑えることができ経営面としても安心することができます。少し話がそれましたが、これから国産野菜を生産する方が減っていき、どんどん休耕地が増えていきます。日本中の必要とされている野菜量100%に対して、国産の割合が減りますが必要とされている為、農業はこれから拡大するマーケットだと言えます。私たちは現在の農業をチャンスと捉えて、日本の食料自給率を向上させる為、まずは大阪から休耕地の拡大に取り組んで行っております。これからも私たちを見守って頂けますと幸いです。また、直接様々なお話などしたいというお声をいただき、「サシ飲み」を追加させていただきました。ネクストゴールとして100万円突破を目指して頑張っておりますので、今後とも皆様何卒宜しくお願いします!! もっと見る
100%達成しました!!
2023/01/22 11:37皆様、本当にありがとうございます!この度、皆さまにご支援を頂き、100%を達成することができました!本当にありがとうございます!!感謝の言葉しかございません。皆さまの応援して頂いたお気持ちを胸に、これから事業をとことん頑張っていきます!!また、これからの事業の展開など、こちらの近況報告の方でお伝えしていけたらと思っております。日本の食文化を後世に繋ぐため、日々精進してまいりますので、皆さま今後とも何卒宜しくお願い致します!!株式会社Make Food Tech代表取締役 田端一雅 もっと見る
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