こんにちは、監督の亀山です。
クラウドファンディング、残り5日!
今夜から最終日までは、都内の劇場入り口で最後の追い込みのチラシ配りが実施されます。ここまでの2ヶ月間、足と時間とお金をかけて地道に築いてきた劇場さんとのつながりをフルに活用して、最後の1日まで宣伝を続けたいと思います。
劇場でもしお会いした際は、どうかあたたかくチラシを受け取ってくださいね。
さて、本日はW主演のもうひとり、キョウカ役:中垣内彩加さんのインタビューです!
作品の魅力や、オーディションの様子・心境などお話しいただきました。
是非最後までお楽しみください!
ーー最初にオーディションを受けようと思ったきっかけは?
長編映画で主演をやってみたかったというのと、高校生や若い役が多かったので実年齢よりも上の役柄や大人の役柄をやってみたかったのと、濡れ場や初挑戦のこともいろいろとある作品だったので、挑戦してみたいと思ったのがきっかけです。
ーーこの前出ていた『あいが、そいで、こい』も自主制作?
自主ですね、ENBUゼミナールの作品です。18歳の役を、その時はやっていました。
あと、女性の監督さんの作品に出てみたいということもありました。
ーー女性の監督さんの作品に今まで出演されたことは?
ないです!
ーー実際、亀山組はどうですか?
意見言いやすいですし、とても居心地がいい現場だと思います。
ーーオーディションはどうでしたか?
もう、まるで手応えがなくて、落ちたと思ってました。
しかも同じグループでオーディション受けていた女優さんにとても有名な作品に出られている方が一緒にいて、クラウドファンディングもやる作品だったら絶対こういう人を選ぶんだろうなって思ってました。絶対あかんやんって(笑)
1回お芝居やってみて、って言われて演じてみて、その後に「この質問はどうして言ったんだと思う?」って質問されて、なんか怒られてる…?って感じがしました。
オーディションの時は監督が怖かったです、笑わないし。この人AIなんじゃないかって(笑)
ーーオーディションって、(監督の)反応がよかったとか、変に期待を持たせるのも良くないなと思って、極力反応しないようにしてたんですよ。
敢えてポーカーフェイスで?
ーー実は過去作品を知っている方もちらほらいたんですけど、そういう話をしてしまうと場の空気も変わってしまうので…。それから、役が来た時はどう思いましたか?
嬉しかったんですけど、正直、あ、やべ、って思いました。まさか受かると思ってなかったので、体型とか…(笑)
期待と不安ですよね。初めてだらけなので、主演も、原案から関わるというのも、キスシーンも。
ーー『12ヶ月のカイ』の魅力はなんだと思いますか?
一番は、俳優陣も一緒に物語を作れるってところだと思います。
自主映画っていう中で、原案から一緒に携わってお話が作れるっていうのが。いつか脚本書いてみたいし、監督もやってみたいと思っているので、勉強になります。
3人で話し合うからこそ、突拍子もない意見も出てくるし、でもそれが意外とちゃんとしたところに話が落ち着いたりもするし、いい意味でフワフワしてると思います。
ーーちゃんと着地させるので安心してください(笑)
キャスティングについては…監督が以前インタビュー記事で「ふたりが似ている」って言ってたんですけど、「?」って感じで、まだ納得してないです(笑)
ーー完成したの見て、納得してもらえたら嬉しいです。ちなみに他のキャラクターで、気になる人物はいますか?
今シンが気になりますね。
(キョウカにとって)信頼できるキャラクターとしてふわーっと登場してますけど、この後キーパーソンになるんじゃないかなという気がしています。
でも皆、気になりますよね、キョウカの人生に影響与えてる人しか出てこないから。いろんな人がいるからこそ、益々キョウカの中で葛藤が生まれて、その葛藤がキョウカをより魅力的に見せてくれるんじゃないかなと思います。
ーーヒューマノイドと人間という関係性はあると思いますか?
あると思います。(食い気味)
好きになりますよ。自分のトラウマや弱ってる時にそばにいてくれて愛してくれたら。だって「愛」っていう感情も、最初はないだろうけど、だんだんキョウカ色に染まっていくのを見たら、愛しくてたまらないと思います。見た目は普通の成人男性ですし。
ーーじゃあ将来(PCHが)出来たら買いますか?
か、買わないように頑張ります!(笑)
ーーまあどうなるか未来はわからないけど。
どんな自分でも肯定してくれるじゃないですか、PCHは。
あでも、どうなんだろう?全部受け入れてくれるのもそれはそれで嫌にもなってくるのかな…?
ーーそういう気もしますけどね。人間同士でも、なんでもかんでも肯定してくれる人って逆に「本当か?」って疑ってしまうし、
批判的な意見も時々欲しくなるかも…?
ーーカイは、キョウカに対しては全肯定だけどね。
絶対、人間とヒューマノイド的な関係は、あると思います。
だって日本人ってなんかみんな孤独じゃないですか?寂しいじゃないですか?家に帰ったらカイがご飯作って掃除してお風呂沸かして待っててくれるんですよ。それで例えば月額2万円とか?だったら…欲しい…(笑)
ーーじゃあそういうの開発してる企業がもしクラウドファンディングやったら支援していただけますか?(笑)
そうですね、なけなしの貯金で頑張ります…!(笑)
ーー「変化」や「未知」のものに対してはどうです?世の中自体変わってたりするじゃないですか、5年前と比べると。
付いていけてないんですよ、私!機械とか特にそうなんですけど(苦笑)
この仕事してなかったらもしかしたら今でもガラケー使ってるかもしれないですもん。
ーーこれ(『12ヶ月のカイ』)をやったら、変わる?
変わる…かも…?
誰もやってないからこそ怖いこと、とかもあるじゃないですか。副作用が分からなかったり。
ある意味、キョウカ役はぴったりだと思います。常に選択を迫られていて、揺れていてっていう感じが。
ーー某ウイルスに関しても、情報が見えない・分からないからただただ「怖い」って感情に落ちちゃうところが人間ありがちで、情報が掴めて実態が分かり始めれば、見えないものや新しいものに対しての怖さは感じなくなってくるんじゃないかなという気がしてます。
情報をキャッチする力があればですね。
ーー『12ヶ月のカイ』に興味を持ってくださっている方へメッセージをお願いします。
この作品を通してキョウカと一緒に見る方も成長したり、未来について考えるきっかけになったらいいなと思っています。
し、なると思うので、是非見ていただけたら嬉しいなと思います!