みなさんこんにちは。
今回は、各バージョン間の違いについて書きます。
いろいろな経緯があって誕生したChariot SAMBAですが、
2年前のCAMPFIREのバージョンを「12Vバッテリーレス充電システムCAMPFIRE版」と呼ぶことにします。
その1年後にKickstarterに出したバージョンを「12Vバッテリーレス充電システムKickstarter版」と呼ぶことにします。
今回のメインリターンの品を「Chariot SAMBA」と呼び、低価格版を「12Vバッテリーレス充電システム定格版」と呼ぶことにします。
まず、「12Vバッテリーレス充電システムCAMPFIRE版」と「12Vバッテリーレス充電システムKickstarter版」の違いですが、
2020年CAMPFIRE版との違い
1.素子の最適化によりバッテリーたたき起こし待ち受け時間が伸びました。
(12Vバッテリーレス充電システムCAMPFIRE版:6時間→12Vバッテリーレス充電システムKickstarter版:48時間)
これには、3つの素子変更があります。
・電気二重層キャパシタの低リーク化
・MOSFETの低オフリーク化
・ダイオードの逆電流リーク化
2.Digi-keyから部品調達をし、中国の工場に生産を依頼するようにし、実装済み基板の提供をするようになりました。
現在でも未実装基板を販売しております。
3.出力キャパシタの容量を減らし、バッテリーたたき起こしの応答が速くなりました。
(12Vバッテリーレス充電システムCAMPFIRE版:470uF→Chariot SAMBA:47uF)
※本文ではCAMPFIRE版100uFとなっていたようです。 訂正します、すみませんでいた。
次に、「12Vバッテリーレス充電システムKickstarter版」と「12Vバッテリーレス充電システム定格版」の違い
この2つは、同じプリント基板CBLC-06-06を使用しております。
違いは、キャパシタ類だけです。
1.電気二重層キャパシタの低価格化
バッテリーたたき起こし待ち受け時間が減るという影響があります。
(12Vバッテリーレス充電システムKickstarter版:48時間→12Vバッテリーレス充電システム低価格版:24時間)
2.電解コンデンサを5個→3個に減らす
プリント基板2枚で独立電源システムを構築するのには向かなくなりましたが、1枚で使う分には大きな影響ありません。
3.セラミックコンデンサをなくす
なくしてもノイズへの影響はありませんでした。
これらの部品の定格化により、定価18,000円を実現しました。
さらにたまたまあった基板工場のキャンペーンを利用し、クラウドファンディングではさらに低価格で提供します。
最後に、「12Vバッテリーレス充電システムKickstarter版」と「Chariot SAMBA」の違いです。
12Vバッテリーレス充電システムKickstarter版までは、プリント基板が2枚無いとモバイルバッテリーを用いた独立電源システムは実現できませんでした。
Chariot SAMBAでは、プリント基板1枚でモバイルバッテリーを用いた独立電源システムを実現できます。
そのため、モバイルバッテリーを用いた独立電源システムを実現するには大幅に安くなりました。
尚、1つので電気二重層キャパシタで多くの回路を動かす必要が生じるため、バッテリーたたき起こし待ち受け時間は減っています。(12Vバッテリーレス充電システムKickstarter版:48時間→12Vバッテリーレス充電システム低価格版:24時間)
今週中に支援が入らなかった場合、しばらく活動報告は休止しようと思います。
ご支援いただけるとうれしいです。