本日より玉切りと同時進行で植菌作業が始まりました。
長さ1㍍に玉切りした原木に、椎茸専用ドリルで椎茸菌を埋め込む穴を開けていきます。
穴数は、ホダ木の直径の5~6倍が目安となります。ホダ木の全周に平均的に開けます。
動画を載せておきますね!
次に、椎茸菌です。
椎茸菌には、コマ菌と形成菌がありますが、私たちは形成菌を植菌しています。
日本きのこセンターが発売している「菌興115」という椎茸菌になります。
これが形成菌です。1箱に1万個の菌が入っており、菌は生き物ですから箱を開封したら長くても 5日以内に埋め込む必要があります。ちなみに、コマ菌は昔からあるタイプで木槌で打ち込みますが、形成菌は先程開けた穴に指で押し込みます。
形成菌の特徴は、菌の回りが早く今植菌したホダ木から今年の年末には椎茸が生えてきます。
コマ菌の場合は、来年の冬にならなければ椎茸の発生はありません。
植菌作業は、地道な作業です。今年は最低8000本のホダ木を作ります。
私たちは、ホダ木のサイズも直径30cm位(大人1人がギリギリ持てる重さ)までホダ木として使っています。重労働であり手作業ですから、原木椎茸栽培の生産者が減少するのも理解できます。
でも、原木栽培だからそこ菌床栽培には真似のできない「風味豊かな椎茸」ができるのです。