大型冷凍庫設置に向けての工事がスタートしてから無事に小屋の解体が終わりいよいよ基礎工事に取り掛かります。皆で協力し合いながら小屋の解体作業を行っており、瓦礫搬出や大ハンマーを振り回し筋肉痛者が続出です。動物のエサを新鮮に保つ為の大型冷凍庫設置に向けて皆で頑張っております。設置まで温かく見守っていていただけると幸いです。

正午頃、一般の方から一本の電話があり、飼っているニワトリを狙って鶏小屋にサシバが突っ込んできて怪我をしているかもしれない、という相談でした。野生傷病鳥獣に関する相談は頻繁にあり、怪我をしている可能性があるため、相談者の方にはすぐに受け入れることを伝え、ほどなくして1羽のタカが運び込まれました。日本ペット診療所の山川院長と、パンク町田先生の立会いの下、一通りの診察を行い、幸い大きな怪我はしていませんでしたが、左翼の動きが悪いことが判明しました。サシバということで運び込まれた鳥はメスのオオタカでした。通常、野生のオオタカは鳩などの鳥類や、小型の哺乳類などを捕食していますが、家禽を狙って人家に飛び込んでくる野生の猛禽類の多くは、怪我などが理由で満足に狩りができず、食べ物にありつけないことから、簡単に捕らえることができる家禽を狙ってこういった行動を取ることがほとんどです。本日運び込まれたオオタカは、このまま放鳥をした場合に再び家禽やペットを襲う可能性があるため、しばらくは当施設にて管理、観察、必要に応じてリハビリをし、問題がないことが確認できた後に放鳥をするという運びになりました。

有限会社玉木新雌　玉木様より、応援メッセージに続いて応援メッセージ動画もいただきました。

この度、敷地内にある既存の小屋を私達で解体し基礎を作り、そこにエサ用大型冷凍庫を設置する工事がスタートしました。私達が飼育管理している動物達だけでしたら既存の小型冷凍庫でも大丈夫なのですが、これからの傷病鳥獣受け入れにあたりエサを保管する大型冷凍庫が必要になると思い設置する事に決めました。これからの工事の進行具合は活動報告にてお知らせ致します。どうか皆様のご支援、ご協力宜しくお願い致します。

人はついつい、人と動物を分けてしまいますが、人間もまた動物です。分け隔てない、全ての動物にとってやさしい施設が必要です。是非創ってください。応援しています。tamaki niime代表 玉木新雌