これまで、何十回と取材を受けてきて、必ず毎回記者に聞かれる質問があります。
「昆虫食に興味を持ったきっかけは何ですか?」です。
毎回、同じことを答えるのですが、それが、
「高校生の頃に学校の授業でイナゴの佃煮を食べて美味しさに感動したから」です。
授業にイナゴの佃煮を持ってくる先生がこちらの上田先生でした。笑
先生が実際に持ってきたのはシマウマだったり、水牛だったり、、、いろいろでした。
ちょっと変な先生と思っていましたが、今日、その理由を教えていただくことができました。
でも、そこから僕の好奇心が刺激され、自然豊かな斑鳩の野山でいろんな虫を採取して、という行動につながりました。
トンボ、蝶、蜂、ムカデ・・・たぶん、100種類以上は食べたんじゃないかなと思います。
その中にはテントウムシやアリジゴクなど、毒が含まれているようなものもあり、命知らずだったと思います・・・
学校にミールワームの素揚げを持って行ってクラスが悲鳴に包まれたこともありました・・・苦笑
世の中には、「ビジネス昆虫食」の方もいらっしゃると思いますが、僕の場合は、もともと、好きだったんですよね。
「ダイバーシティ」や「インクルーシブ」といった言葉をよく聞くようになりましたが、人と違うものをネットで叩くような世の中にはなっていないでしょうか。真の多様性とは何でしょう。子どもや生徒の好きを伸ばす、そういう世の中であってほしいと思います。
今日は懐かしい気持ちになれました。僕を育て、伸ばしてくれた先生に感謝します。