文明が文字をうんだのではない。 文字が文明を生み出した。文明は言語的現象であると気付いたのは、パキスタンのパンジャブ地方を自分の足で歩いたからです。 驚くほど平坦で、どこもかしこも水利がよいパンジャブ地方を歩いて、帰りの飛行機の座席のフライトマップを見たときに、インダス川平原が、ユーラシア大陸とゴンドワナ大陸が衝突した際に、残っていた海に土砂が流れ込んで生まれたことに気付いたのです。 四大文明は、すべて大陸間または大陸にできた渓谷に土砂が堆積して生まれた。 風土が文字を必要とし、文字が予想もしなかった文明を生み出した。 文明は、前の世代が残した言語情報を、後の世代が受け継ぐことで生まれる。 このことに気付いたのでした。
文明発祥の地、パキスタン
2018/04/15 13:40
明日、カシミールに向けて出発します。今朝、パキスタン大使館からビザを押されたパスポートが戻ってきました
2018/04/13 17:08
2月中旬ごろにビザ申請したのですが、カシミール地方は紛争地域ということで、パキスタン内務省のNOC(非拒否証明書)の取得に手間どり、ビザ取得が出発前日となるという綱渡りになりました。 明日朝、福岡空港、バンコク乗り換えでイスラマバードに飛び、カシミール地方から出迎えを受けます。 今回の発表は、「言語的人間になるために」というテーマで、インターネットの時代に言語情報の洪水のなかで、どのように生きるのがよいかを検討します。
カシミール地方への入国ビザを申請しています
2018/03/17 04:21
第三回カシミール国際言語学会に予稿論文が採択されたので、東京のパキスタン大使館にビザを申請しました。 申請したのが2月15日でしたが、なかなか許可がおりません。 カシミール地方に立ち入るためには、現地政府の同意書が必要だからです。 すでに受入機関がその書類を準備しているそうですが、発行までもうしばらく、かかりそうです。