こんばんは、広報梅田です。
今回は、木根優大過去作品、
劇団てらす『ひとりで生きる2017』
を紹介します。初演とは完全に味わいの違う作品となっております。ぜひご覧ください。
あらすじ
ー記憶の欠片、朝日をつなぐ夕焼けとその平行線上にあるもの、その形、夢の断片、明日への序章忘れるには幼すぎた僕たちのお話ー
『役者達は初演の時よりも、大人になった。
初演の時には僅かにあった接点もなくなり、今は全くの他人として生きている。同じ記憶を共有ているという唯一の繋がりも、時の経過のせいで逃れられない記憶の喪失によって、薄れていく。
もうすでに実感のなくなってしまった、いなくなった友達と失われた故郷。
役者達は確かに体験したはずの過去と、自分達で書いた言葉、それらに実感を持つことが出来ないまま、もう一度自らの過去を語り演じていく。
「これはあなた達には関係のないことです。それでも私達は私達のことについて、誰かに聞いてもらう必要がありました。私達自身もそれらについて忘れてしまうからです」
個人の記憶を社会の物語に変えるための演劇。』
『ひとりで生きる』初演から一年、何もかもが変わってしまったようで、それでも変わらぬものもある、懐かしいようでひどく寂しい、「ああ、私もこんな時、あったな」と思ってしまう、そんな作品です。
初演よりも表現の強さは小さくなったはずなのに、それすらも作品の響きを深くしている、初演から大きく再構成された作品です。
こちらの作品も、今回のプロジェクトにてDVDと脚本セット配送サービスのリターンの一つとして取り扱っています。是非ご利用ください!^^
それでは、また次回!次回は遂に木根優大過去最大規模の作品『そして人生はつづく』を紹介します。