3月1日に、オンラインイベント「ラオスの障害児教育と本の飢餓〜思考とスキル向上のための読書推進プロジェクト〜」を開催しました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
イベントでは、ラオス駐在経験もある事務局長の関と、海外事業担当の鎌倉より、ラオスの課題や取り組みについてご報告しました。
▼▼▼報告の内容を一部抜粋▼▼▼
・「世界で最も空爆を受けた国」といわれるラオスは、7,500万発の不発弾が残り、換算すると国民一人当たり10発以上の不発弾を抱えている状況です。これは障害者を生む一つの理由になっています。
・ラオスの障害がある子どもの親にインタビューしたところ、「学校に通わせるとほかの子どもに迷惑をかけるのではないか」「村人に自分の子どもが障害児だと知られたくない」という声があがりました。
・エファは、マルチメディアデイジーというツール(文字や音声、画像の再生ができるデジタル録音図書)により、障害児向けの教材を開発しています。音声のスピード、文字の大きさ、背景色など、自分にとって聞きやすく見やすい環境を選ぶことができます。エファは「誰でもつくれて、誰もがつかえる」教材を目指しています。
▼▼▼参加者さまからの声▼▼▼
「ラオスの中の格差や障がいのある子ども達が教育にアクセスしにくい背景について、国の歴史、それを取り巻く国際情勢に至るまで分かりやすく順を追って説明頂き、問題理解が深まりました。」
「ラオスの現状がよく分かった。それと、「本の飢餓」に取り組むこのプロジェクトの意義も方向性もよく分かった。」
「ラオスの子供達の様子、文章などで読むよりも言葉できく方が現実的で、頭に入ってきやすかったです。」
「ベトナム戦争の被害はラオスが深く受けているのですね。ベトナムとばかり思っていました。とても勉強になりました!」
ご参加いただいた皆さま、改めてありがとうございました。
ラオスの取り組みに対する理解、仲間の輪を、今後も少しずつ広げていきたいです。
また今度は、エファのメンバーが話すだけではなく、皆さんと双方向に交流するイベントを行いたいと考えています。ぜひご参加いただけるとうれしいです!