ご支援いただきました皆様、誠に有難うございます。お陰様にて無事に最終日を迎える事が出来ました。まだ、ご購入に至ってない皆様、本日最終日になります!お買い忘れないよう、宜しくお願い申し上げます!
ご支援いただきました皆様、誠に有難うございます。このプロジェクトもあと2日で終了の運びとなります。この価格で購入できる最後のチャンスです。Buships small secondは、1940年代米軍海兵隊の水中爆破チームUDT向けに製作された腕時計です。ミリタリーウォッチ好きだけではなく、エイジング加工を施したスモールセコンド文字盤はアンティークテイストが好きな方にもおすすめです。また当時の時計は小さく、女性の腕にもマッチします。プロジェクトもあと2日!!まだ、ご購入してない方は今しかありません!ご購入いただいた方も、パートナーにもう一本どうでしょうか?
私は時計を創っていて時計が好きです。スマホにはない時計の魅力を少しでも普及できればと思っております。今日は人類と時計の歴史に少し触れてみます。人類の歴史の中で、最大の発見の一つは”時間の発明”でしょう。これによって人類は季節を読み解く事を始め、計画的に物事を進め発展を遂げてきました。その”時間”を測る道具として、日時計から始まった時計は、砂時計・火時計・水時計・振り子式時計と徐々に人類と共に進化を成してきました。やがて、人々は”時”を持ち歩くようになりました。懐中時計の発明です。しかし、庶民はまだ持つ事が困難でした。王族や貴族の夫人達が競い合うように、豪華な宝飾品としての時計を求めました。芸術品や宝飾品として競い合いは、時計のデザイン性や新しい素材の発展へと導き、技術的発展は時計を小型化に導きました。その環境下で、宝飾品と小型化の融合として腕時計が生まれました。しかし、残念ながら時計の精度はあまり良いとは言えませんでした。また、男性には腕時計は普及しませんでした。始めは懐中時計を腕に巻くようなモノでした。男性が腕時計を使うようになったのも、腕時計が工芸品ではなく量産になったのも、精度が向上したのも皮肉なことに「戦争」でした。諸説ありますが、1880年、ドイツ皇帝が海軍将校用に2,000個の腕時計を、ジラール・ペルゴー社に製作させました。これが、腕時計量産の始まりだとされています。ここから人類と腕時計の歩みは本格的に始まります。”人類の腕時計に対する信頼はとても深い”と云われます。”身体に機械を取り付ける事を唯一許されたものだから”とも言われています。メガネも身体に装備する道具ではありますが、機械ではありません。時間を知る道具としての時計は、現代ではスマホにとって代わられているのかもしれません。前記の時代のように、工芸品、美術品、ファッションアイテムとして戻ってきているのでしょうか。何かわかりませんが、腕時計の魅力は、それだけではない気がします。
19世紀末に戦場で生まれたミリタリーウォッチ。しかし20世紀初頭においては、腕時計はまだまだ高価で、とても一般層に手の届く代物ではありませんでした。まずは出身階級の貧しい士官やパイロット、潜水部隊など軍の中でも時間の把握が命に関わるところから支給が始まりました。特殊部隊用の高機能なハイスペックは現代における高級ブランドのルーツになったのです。一方、続く戦争の中で、各軍は時計製作工場にさらなるコスト削減を要請。任務遂行に当たり、同時に複数の時計を生産する技術を要求するようになりました。大量生産技術の発展です。これはダラーウオッチ(1ドル時計)という廉価な時計の流れを作り、機能に特化した腕時計が生まれる裏では、戦場で使い捨てできるシンプルな腕時計も進化を続けていました。ここで、特殊部隊用の高機能なミリタリーウオッチと、一般兵用の量産品にミリタリーウォッチは二分されていくことになっていきます。これはミリタリーウオッチに限らず、腕時計全体が二分化していく原点と言えるのではないでしょうか。その歴史上から紐解くと、Buships時計は現代における高級ブランドのルーツの一つといっても良いかもしれません。この風貌、高級ブランドのイメージではないですよね。そこがまた良い。やはり欧州ではなく米国だからでしょうが?ミリタリーウォッチというとラフなイメージをもっている方も多いかもしれません。しかし、ヨーロッパの時計愛好家には、ミリタリーウォッチの出自は当然ですが、軍服に合わせるために生まれた時計で、スーツのルーツは英国軍の軍服。ミリタリーウォッチはスーツにも当然好相性だという人もいます。個人的にも英国のミリタリー時計はスーツに合うものが多いと思います。お客様の一人はスーツも現代の戦闘服、ミリタリーウオッチが似合うのも当たり前と言っていただいた方がおりました。Buships時計は、ラフなスタイルは当然スーツでも意外に合います。また小ぶりな事から女性にも似合うのです。今後ともBushipsご支援の程、宜しくお願い申し上げます。
前回戦時中、ミッションを正確に遂行するのに必要であった時計、自らの命を守る時計は、正確性を求められました事を記させていただきました。同時にその正確性を、過酷な戦場で維持する為の丈夫さも求めらるようになりました。ミルスペック(MIL-Specs)はアメリカ国防総省が制定する軍用品の調達規格の総称、とりわけ米装備品の耐久性能に関する規格の通称です。これはいわゆる『タフさ』の基準です。各軍にもこれに似た基準が設けられています。「防水」「耐磁」「耐衝撃」を測るものです。戦争は時計機能の”正確性”を維持する ”耐久性”を飛躍的に向上させました。これらは現代に於いても、製作者側・使用者側に於いて腕時計に求めるものです。パネライはイタリア海軍からの要請で「ダイバーズウオッチ」を開発し水中での耐久性を現実にしました。また、パイロットが飛行中に平均速度や消費燃料などを計算する「クロノマット」もブライトリングにより開発されました。「Buships」も水中爆破という特殊任務の為に製作されました。まさに時間の把握が命に関わる状況下でした。また、戦争に於いてはミッション遂行中の為(飛行機や車両を操縦しながら等)瞬時に時間を把握しなければなりませんでした。正確性、耐久性を向上した事に加え、戦争はデザインの明示性(視認性)のニーズが高めました。これが、シンプル且つ、機能美に優れたデザインを育む事になったのです。ある意味ミリタリーデザインは”究極の機能美”と言えるかもしれません。正確性、耐久性、機能美デザインを兼ね備えているミリタリーウオッチであれば、戦後に於いても長年愛さ続けているのも理解できます。Bushipsもその時計の一つである事は間違いはありません。ご支援お待ちしております。