NPO法人医師につながる救急医療相談代表の新藤です。
当プロジェクトをご覧頂きありがとうございます。
開始当初より各所からご支援を賜り深謝申し上げます。
さて、活動報告の本旨からやや逸れるかもしれませんが、団体の説明をする機会があるとよく「どうやって運営しているの?」と聞かれます。
活動開始時に、ある地域の医師会にごあいさつに上がった際は、「そんな活動はできるわけがない」と一笑に付されたこともありました。
きわめて特殊な組織であることを自覚していますので、本来は当団体の運営形態をプロジェクト本文で説明すべきだったかもしれませんが、
プロジェクトで叶えたい目標がぼやけてしまっては本末転倒なのであえて本文からは割愛しました。
ご興味を持っていただいた方がこの活動報告をご覧になられることを願い、この場で補足的にご説明したいと思います。
以下Q&A方式でお送りします。
Q.相談にはお金がかかるの?
A.相談料はかかりません。相談者のご負担は通話料のみです。
Q.ではNPOの収入源はどこから?
A.当団体は収益事業を行っていません。個人や山梨県内各企業様からのご寄付、および助成金採択で成り立っています。
Q.その収入源だけで運営していけるの?
A.当面は可能ですが、持続性は今後の課題です。当事業の受益者は県民全員なので、公器として行政に認めてもらいタイアップしていきたいです。
Q.普段から忙しい医者が電話窓口で相談応答なんてできるの?
A.協力医師は、必ず自分が非番のときに電話当番を行っており、当番時間帯に個々の電話端末で通話する仕組み(PBX電話)を採用しているので医療機関の勤務終了後、プライバシーが担保されればどこでも電話窓口業務ができるようになっています。
Q.相談業務は大変そうだし、手当がたくさん出ないとやる医者はいないのでは?
A.当番医師には社会貢献活動の一環としての有償ボランティアから逸脱しない程度の手当が支給されていますが、現在の医師有志は活動の意義を感じて自発的に参加しています。
Q.自発的な参加だけでこれからも医師は十分に確保できるの?
A.確証はありませんが、「なぜこの活動をしているのか?」「自分たちの使命はなにか?」ということを明示し続けることで仲間はさらに増えると思っています。医療界では一般的ではありませんが、プロボノ活動(専門性を持った社会貢献活動)として、今後当然のように医師が参加する文化を作りたいです。
参考ブログ記事「プロボノ的起業」:https://www.telehealth.or.jp/posts/34260103
よくある質問について端的に回答を作りましたが、当団体のブラッシュアップのためにも、さらに深く、広いご質問をお待ちしています。
info@telehealth.or.jp、あるいはホームページ下部のお問い合わせフォームからお願いいたします。
またホームページのブログにも理念や使命について青臭く語っておりますのでご笑覧ください。
引き続きプロジェクトへのご支援もお待ちしています、よろしくお願いいたします。