下町画廊 VOL VOLARE[ボルボラーレ]のプロデューサー写真家・高島史於の娘の舞です。
過去の家族のLINEや私の記憶を頼りに、このプロジェクトがどう進んでいったのか、残していきたいと思います。
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時系列で言うと「Episode 10 いよいよ始動!」の続きになります。
父の過去の作品や資料、使用しないけど捨てられないモノは、茨城県にある父の知人の空家を借り、そこに置いてありました。
必要なものがあれば、父が車で取りに行くのですが、あまり車を運転させたくない家族と、なんとなく往復3時間ほどの距離の行き来を億劫に感じていそうな父と、コロナが重なり、足が遠のいていた現状がありました。
衣替えをし茨城に持って行き、なんとなく取りに行くタイミングを逃し、服がないので新しいものを買う。そして、また荷物が増えていく、、、。
悪循環に陥っていました。
そんな現状を改善するために、とりあえず、茨城にある荷物を、床屋さんの2階に運ぶことになりました。
作品だけでなく、たくさんのネガ、海外取材の資料、本、服、靴、帽子、楽器、大工道具、キャンプ道具、、、荷物多すぎです。
トラック2台がパンパンになるほどの荷物です。
大量の荷物が運び終わりました。
ここで弟が、
「じゃ、このままゴミ処理に行きましょう!」
と、冗談で言っていましたが、もし、父が死んでいたら本当にやりかねない弟と姉。
この時、私は父に「パパがこのまま死んだら、本当に捨てられちゃうよ。私一人ではあの二人に対抗できないから、死ぬ前に作品の整理、本気でお願いします!」といった記憶があります。
そんな、作品の大移動の一日でした。