下町画廊 VOL VOLARE[ボルボラーレ]のプロデューサー写真家・高島史於の娘の舞です。
過去の家族のLINEや私の記憶を頼りに、このプロジェクトがどう進んでいったのか、残していきたいと思います。
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茨城からの荷物を全部運び入れると、約18畳の部屋はあっという間に荷物でいっぱいになりました。
実は、2階にはもう一つ約6畳の部屋があるのですが、ここには昔から使っている収納棚を無理矢理運び入れました。
階段も狭く、棚を2階に運ぶのも一苦労なので、外の窓から運び入れました。
この部屋もあっという間に、パンパンです。つまり、約24畳分の荷物があるということです。
荷物を運び終えたら私たちの仕事は一旦終わりです。
ここから整理するのは父の仕事になります。
まずは、今までの海外取材の資料の整理から始めてもらいました。
情報は古いし、今はインターネットでいくらでも調べられるので、紙の資料はほとんど処分します。
それから、本の整理。
写真集や洋書などは近所のブックオフに売りに行っても、価値がわかっていない人が評価するので売りたくないと言い出し、
「タダでもいいから、さっさと引き取ってもらってよ」
と、内心思っていましたが、実際、知人の古本屋さんに引き取ってもらったら、、、数万円にもなっていました。
これは、珍しく父の言葉に従っていてよかったなと思いました。
片付けが少し進むと「どこかで(ギャラリーの)お金借りられないかな」と、ぼやく父。
「例え借りられたとしても、お金ができたとしても、この荷物はなくならないからね!!
まずは、ここの荷物を整理してからじゃないと何も始まらないんだから、やって!!!!」
と、姉に言われていました(笑)
「確かに~」
と、納得の私たち。
本当に、そうなんですよ。全部捨てていいなら、お金で解決できるかもしれないけど、それはできないのが現状。
父の荷物整理は、のんびりですが、着実に進んでいきました。半年くらいかけて(笑)