何から伝えれば良いか迷いに迷っていますが、何度かに分けて一つ一つ丁寧にお伝えしていきたいと思います。
そもそもクラウドファンディングはみなさまから「支援」という形で私たちへの期待を伝えていただくツールなので、包み隠さずに責任持って真面目に「考え・想い・事業計画」をお伝えしないといけないです!
毎回そこそこ長くなると思いますが直球でお届けしますのでご一読ください。
①今回なぜクラウドファンディングに挑戦しようと思ったのか
みなさま「お金」は好きですか?嫌いな人はいないと思うけど。
お金って種類があるなぁ、と思ったことがまず今回の挑戦に繋がった大きなきっかけの一つでした。
世の中にはありとあらゆる「〇〇金」という補助とか助成とか給付とかとか、、、がありますが、私たちは自分たちの経験からそれを受けられる人と受けられない人に差があることに対してまず違和感を感じるようになりました。
そしてそういう「〇〇金」の裏には一定数の中抜きがあり、そこには突然に謎の企業や人が登場し、私たちのように小さな規模で活動している者にとっては都合の良いところだけ搾取され、それをお金儲けに利用される、一生懸命やってる奴がバカを見る、というか、「どうすれば大きなお金を引っ張れるのか」というノウハウを持っている一部の人たち、それを羞恥なくやってのけちゃう人たち、要するに私たちとはあんまり価値観の合わない人たちが得意とする経済の回し方だと思うのです。
間違った捉え方をされたくないのですが、私たちはそういう「〇〇金」で動いている取り組みや事業の全てをディスっているわけではありません。
本当に良いものをより大きくしたり、より多くの人たちに恩恵をもたらす、関わる人たちとの信頼関係の元に全てを公開できるような誠実なやり方でされている取り組みや事業もたくさんあると思うし、それについてはむしろ税金を戦争に使ったりするくらいならどんどんそちらに回すべきだと、いろんな人たちの豊かさにつながる税金の有効活用だと思っています。
でも私たちが経験したのはそういうのではなく前者のソレで、なんかもうすごく嫌になっちゃったんです。お金絡みのことが。
だけどその後に時間をかけて考えてみて学んだのです。
それはお金が悪いんじゃなくて、動かす人のセンスやな、と。お金を気持ち悪いものにしちゃうのではなく、見合った正しい価格とやり方でモノをオープンに動かし、どこか一箇所でそれを止めるんじゃなくてみんなで循環させることが大事、と。
必死こいて貯めたって、耳障りいいこと言いながら小手先使ってかき集めたって、死んだら持っていけないよ、と言いたい。お金は身体で言うところの血液か、もしくはリンパ液みたいなもんだと感じたのです。一箇所で留まっちゃったら病気になっちゃいますよね。だからぐるぐるめぐらせないといけません。お金はそれと同じだな、とつくづくひしひし感じました。
そこで今回醸造所を新しく六甲アイランドに移転する、これがインザドアとしての最後のBIG移転、いわば転々としてきたインザドアの集大成なので、この経験を活かしインザドアがローカルブルワリーとしてできることで多くの人たちと関わり、ビールのモルト粕を循環させているようにお金も循環させて、そこから生まれる新しい動きや喜び、楽しさ、経験、みたいなものを共有できるような形に変えてお届けすることに挑戦したいと思ったのです。
目標は醸造所移設にかかる費用の一部の200万にしました。
設定においてはかかる費用の全額を支援してもらうのは違うと思ったのと、その一部に関わってくださる人が増えることで私たちの取り組みや活動の仲間になってくれる人を増やしたい、というのが一番の目標だからこの金額にしました。
インザドアが目指している形には何千万もの大金は必要ありません。私たちはそういうのは興味がなくて全く楽しめないし、身の丈に合ってないのです。
商売下手やと言われるけどそんなもん右から左へ受け流します。
2015年から続けてきて一番感じていることは、インザドアは私たちだけで構成されているわけではないということです。
たとえばインザドアはビールにもちろんこだわっています。流行りはどうでもいいのです。私たちが本当に大好きなスタイルのビール、美味しいと思うもの、背景を伝えられるもの。インザドアじゃないとつくれないビール。それをつくるためにはインザドアを理解した上で一緒に仕事をしてくださっている生産者の方、飲食店の方、行政の方、企業の方、関わってくださっている方全員のサポートが必要です。
そしてそれを楽しみに飲んでくれるお客様、みなさまに気持ちよく消費されないと続けられないのです。
それだけ多くの人たちに支えられてインザドアは動いているということです。
「〇〇金」じゃなくて、私たちに期待し応援してくださっている人たちから預かったお金で最高のロケーションに醸造所を作ります。
そしてそこで唯一無二のローカルビールを醸造します。インザドア独自の世界観で動き、ローカルにしっかり根付き、ビールを起爆剤として私たちが思う魅力的なやり方でローカルを楽しめるような仕掛けをどんどん生み出します。
まずはこのクラウドファンディングのリターンで、その循環を伝えられるようなものを用意しました。
私たちはローカルのビールが日常にあることを目指しています。それぞれの人生のどこかのタイミングに寄り添えるような醸造所でありたいです。それを今のインザドアができることを最大限に活かし表現しています。
通常のクラウドファンディングでは考えられないようなインザドア独自のコラボのリターンもたくさんあります。
そしてこれは第一弾と考えてください。私たちはこの経験を活かし、さらに新しいことにチャレンジしていきたいと考えています。
そこにみなさまもどうぞ関わってください。みんなで楽しく暮らしましょう。
自分たちができる範囲でやりたい形で持ち寄り関わり合い、無理なくふわっと幸せが続くことを目指しています。
定期的にクラファンの背景についてお伝えします。
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