あの場所っていうのは「マリンパーク」です。
ニコニコ笑っているうちら二人。このバックにある建物がインザドアの醸造所になる場所です。
建物自体はかなり古いです。
外壁はコンクリ打ちっぱなしのまんまるな形がカワイイこの建物は天井には、昔の水銀灯がついていたり、ちょっと外壁がいい感じにボロくなってたり、その全てがインザドアの醸造所にピッタリだわ!!とビビビ!!!ときました。
醸造所からの眺めがこれです。
目の前がバーン!と海で、朝日から夕日まで見放題。この写真はいつかの朝日。
これは醸造所の向こう側へ沈んでゆく夕日。
こんなに美しいものをタダで見せてくれるなんて、自然とはなんて太っ腹なんでしょうか。
そしてその太っ腹な自然の素晴らしさをこの醸造所では毎日楽しめるわけです。
こんな最高のロケーション、なかなか他にはナイと思います。
この場所はコロナ禍に入る前、2019年までは地元の有志の方々によって守られている場所でした。
長く六甲アイランドに住む人たちが、この場所でボランティアで食堂を営まれていました。
近所に住む人たちやこの建物のすぐ北側にある神戸国際大学に通う学生たちに手頃な価格でランチを提供されていたそうです。
しかし2020年からはコロナ禍の影響を受けて営業を続けることが難しくなり、ずっとクローズしたまんまになっていました。
私たちは二人で早朝にこのマリンパークを散歩していて、ずっとこの建物が気になっていました。
めちゃくちゃ良いロケーションなのにいつも閉まっててもったいないな、と思っていました。
どこが管理しているのかわからなかったので、地元の自治会の方に聞いてみました。
「私たち次の醸造所の場所を六甲アイランドで探しているんだけど、あの場所がいいなって思うんです」的な感じで。
そこからはトントン拍子でした。
自治会の方がとても親身になって動いてくださり、管理している団体の理事長につないでくださり、その理事長が神戸市の担当部署につないでくださり、神戸市の職員の皆さんも親身になって動いてくださり、親身の塊にサポートされてこの場所に醸造所を作ることが決まりました。
「あそこでビールが飲めたら地元の人絶対嬉しいと思うよ!」と自治会の方に応援してもらって、その言葉がすごく嬉しくて心強かった。
地元の人たちみんなが自慢に思えるような醸造所にしたいと思ってます。友達や親戚が六甲アイランドに遊びにきた時に「とっておきの場所があるよ」って自慢できるような場所。
たくさんの方が応援してくれて助けてくれて、こんな最高の場所に移転することが決まりました。
インザドアはここでビールをつくるけど、私たちだけで独り占めしないでみんなが気軽に寄れる場所にしたいと思っています。朝日眺めにきたり夕日とビール楽しんだりしてください。
美味しいものも用意するので一緒にお昼ご飯食べたりしましょう。
眺めの良い屋上もあるので、時にこの場所を使ってパーティーも開催しようと思ってます。