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“/pain” (obakeusako×atsumi) 初の写真展開催

“/pain”は「痛み」をテーマに写真の作品を制作する、obakeusakoとatsumi、二人の活動名です。痛みは色々な形、色、匂い、温度で存在しています。それらを慎重にすくいあげ、切り取ってきました。本展では、二人が痛みと対峙しながら撮り続けてきた写真を展示します。

現在の支援総額

201,000

57%

目標金額は350,000円

支援者数

32

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/04/05に募集を開始し、 32人の支援により 201,000円の資金を集め、 2023/05/19に募集を終了しました

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現在の支援総額

201,000

57%達成

終了

目標金額350,000

支援者数32

このプロジェクトは、2023/04/05に募集を開始し、 32人の支援により 201,000円の資金を集め、 2023/05/19に募集を終了しました

“/pain”は「痛み」をテーマに写真の作品を制作する、obakeusakoとatsumi、二人の活動名です。痛みは色々な形、色、匂い、温度で存在しています。それらを慎重にすくいあげ、切り取ってきました。本展では、二人が痛みと対峙しながら撮り続けてきた写真を展示します。

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写真展 の付いた活動報告

/pain 初の写真展_03
2023/04/10 19:01
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こんばんは、atsumi です。今回は私たちがクラウドファンディングに挑戦した経緯について綴りたいと思います。私は普段、フリーランスのデザイナーとして、クライアントワークをこなしています。ある仕事で、クライアントの方が写真展のための写真集を作成したいと、依頼を頂きました。写真集以外の写真展についてのお手伝いもさせていただく中で、「クラウドファンディングをやってみようか」という話の流れになりました。クライアントの方もその気になってくださり、ページに載せる文章や想いをすごく真剣に考えていました。写真集のデザインが決まっていき、キャプションもクライアントの方の熱のこもった文章を渡され、写真展の詳細が決まっていくなか、「どうしても、クラウドファンディングで言いたいことがまとまらない。もう少し待ってほしい」と仰られました。正直に言うと、「うーん、そこまで悩むことかしら?」と思いながら、写真展の会期に間に合うかどうか、スケジュールとにらめっこしていました。クライアントの方にキャプションの翻訳を説明するために、お酒を飲みながら色々なことを話す機会がありました。その時、「自分の仕事がこれくらい(の量が)あって、クラウドファンディングに時間を割けない。言いたいことがまとまらない、正直苦痛だ」と話してくれました。ああ、そうか、クラウドファンディングを「なんとなく良さげな活動を応援する」という感覚ではなく、自分が「どんなことをどれだけやりたいか」を自分の熱量を余すことなく伝えたいんだ、この方は。と思いました。私は「じゃあ、やめましょう!!他にやることを優先しましょう!!」と口に出していました。真剣だからやらない。という選択肢もあるんですよね。私たちの今回の展示は昨年の夏から決まっていましたが、二人の中で「クラウドファンディング」という選択肢は少しもありませんでした。私の心の奥底に「人からお金を貰ってじゃないとできない写真展なら意味ないよな」という、凝り固まった考えがありました。しかし、上記のクライアントの方とのやりとりの中で、「真剣だからやるって選択肢もあるんだ」と思ったのです。最初、軽くうさこちゃんにクラウドファンディングについて話した時、「最初の二人の展示だから二人の力で頑張りたい。人から支援してもらうのは違うと思う」と言われました。確かに、この一回目を自分たちの力で成功させて、二回目三回目とステップアップする時に人の力を借りた方がいい。だけど、私の心の中の(それはもちろん、うさこちゃんの心の中のものも)有り余って仕方ない熱量をどこにやればいいんだ。と悩みました。展示にぶつければいいんです。だけど、こんなに良い展示になりそうなのに、人に知ってもらえなかったら?資金が足りなくて、自分が目指す表現の仕方ができなかったら?クラウドファンディングという、何かを支援するプラットフォームだからこそ、他の発信媒体では伝えきれない想いを赤裸々に綴ることができるのかな、と思ったのです。実際にこうやって、長文で活動報告をしたためていますしね。そうやって、私はうさこちゃんを口説き落として(他にも色んなメリットを伝えましたが)、今回のクラウドファンディングを始動させました。私たちのこのクラウドファンディングのページは、皆さんにどう伝わっているでしょうか。私はあの時、クライアントの方が発した言葉の意味が分かりました。申請するまでにものすごく時間がかかって、「なんて難しい作業なんだろう、これは苦痛だ」と思いました。そもそも伝えるのが苦手で、不器用な生き方をしているから、写真という表現にしがみついているのに……、とも思いました。だけど、真剣だからこそやる、という選択肢を取りました。正直、想いを伝えきるのは不可能なので、残りの熱量は写真展に込めます。長くなってしまいましたが、活動の始まりからクラウドファンディングまでの流れを書き記させて頂きました。どうか、一人でも多くの人の目にとまれば嬉しいです。atsumi


/pain 初の写真展_02
2023/04/06 23:25
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こんばんは、atsumiです。前回の投稿に引き続き、/pain という活動について綴りたいと思います。2019年10月24日の二人での撮影は、言葉でうまく表すのが難しいくらい高揚した、だけど、胸が張り裂けそうになるくらいの切なさを持った瞬間の連続でした。私は20歳に「セルフポートレート」という撮影方法をしっかりと意識してから、写真を撮ること=自分を撮ること、という認識になっていました。もちろん、身近な家族や友人、恋人、風景なども撮っていましたが、私が「写真を撮っています」と明言するとき、人に見せる写真はセルフポートレートのみでした。セルフポートレートというものは不思議です。カメラを構えてファインダーを覗く時、そこには誰の姿もありません。そして、被写体としてカメラのレンズを見つめる時も、カメラの向こう側には誰もいないのです。カメラと自分だけの空間で、レリーズを握りシャッターを押すことは、なんてよるべない事なのでしょう。それでも、私は自分自身の醜さや、頼りない姿の正体を探すために、ムキになって一人で写真を撮り続けていました。私が何よりも大切に(と、いうよりも執着でしょうか)していた、「セルフポートレート」という領域に、うさこちゃんが入ってきてくれたこと。これがどれだけ、どのくらい、私の生き方を変えてくれたか、私はうまく言葉にすることができません。自分の生きるためのよすが。たいそうな言葉ですが、そんな絆が産まれた気がしました。こうやって、私たちの [ /pain ] という活動は、細く続いてきました。今回展示に踏み切ったのは、色々な縁やきっかけがありました。私は故郷の北海道を離れて、東京に引っ越したのが大きかったです。当たり前にいつでも会えると思っていた人に会えなくなること。コロナ禍での海を超えての移住は私にとって、あまりにも大きな変化でした。昨年の7月に今回展示をさせて頂く、ユメノギャラリーさんからうさこちゃんに話が来た時、私はふたつ返事で「二人で写真展をやろう!」と言っていました。一昨年だったら断っていたと思います。三年前だったら、「私には無理だよ」と鼻から検討もしなかったと思います。去年だったから、「うん、今の自分にならできる。うさこちゃんとならできる」と思えました。大袈裟でしょうか。でも、お客さんに足を運んでもらって、自分の作品を見てもらうということは、大袈裟以外の何ものでもないと思うのです。誰もが何かをインスタントに発信できるようになった今だからこそ、私はそういう感覚を噛みしめながら生きたいと思っていました。私とうさこちゃんは、はたから見たら「二人」という括りかもしれません。だけど、私たちは独立した一人の人間です。決して孤立しているわけではなく、一人の力で立つことができる、「独立した一人」なのです。だから今回の展示は、「一人と一人」の人間が一緒に力を合わせて行うものなのです。二人、と、一人と一人、の間には大きな違いがあると思います。私は「二人」ではなく、「一人と一人」という言葉を使って、うさこちゃんとの関係を表したいです。「一人と一人」の独立した人間の展示。/pain という活動の名前。長くなってしまいました。次の投稿でクラウドファンディングに踏み切ったことを綴りたいと思います。atsumi