《被災兄弟犬の生涯》・福光の家のなりそめ・
東日本大震災が勃発して二年が経った福島飯舘村
100メートル先に隣家があるようなとても寂しい地区でありながら
そんな数少ない村人も避難して誰も存在しない異様な静けさの中
かわ君とやま君の兄弟犬は、ひっそりと繋がれていた。
その寂しい空間は例えば一枚目の写真を見てもらえれば少しは想像がつくかと
思うが、音もなければ景色もない、そして人の気配もない ただただ
雪、ユキ、ゆきしか なかったのだ・・。
そんなある日
弟のかー君がたぬきの集団に襲われ、片目と首筋に大けがをし
体中に咬み傷を負わされ血だらけになった。
10メーター先で繋がれていた兄犬のやま君は繋がれていたリードを噛み千切り
弟のかー君を助けるべく、たぬき集団を追い払ったのだった。
(現場に残っていた足跡や一匹の狸の死骸そして血だらけのかー君とリードが切れていたやま君の姿を見ての想定です)
あまりに過酷な環境
その中で起きた命に関わる敵の来襲
ここは、生きる哀しみの戦場と言っても過言ではなかった。
そんな中で発揮された、兄弟の助け合う姿
この兄弟に何をしてあげられるのか、ただ「頑張ったね・これからもガンバレ」では、とても無理がある。
そして私は無理を承知で二か月間通いつめ、ミニドッグランつきの多きめの
犬舎を当時協力を頂きながら 建てたのだった。
歓喜して喜んだ、かー君とやま君は三年ほどで老衰で他界した。
被災したのは人間だけじゃない
血と涙を出しながら懸命に生きる動物たちの命が今もこれからも
脅かせられ、食べ物もままならない状況が続くことは必至なのだ。
今な亡き この二匹の兄弟犬の犬舎を建てた一年後
一匹でも多くの動物を少しでも安住の空間を与えたい一心で
福光の家を起ち上げることに、なったのだった。
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【クラウドファンデイング・ネクストゴール・150万に挑戦させて頂きます】
会社介入寄付型支援・クラウドファンデイング・キャンプファイヤー
被災地への想い
動物たちへの想い
多くの方々の、熱い想いのお陰を持ちまして、この度 目標金額の100万円に到達致しました。
文章でお礼を表現するには、あまりに簡単で恐縮ですが 心を込めてお礼を申し上げたいと思います。
『本当に、ありがとうございました。!』
そして、決して贅沢を盛り上げるわけではありませんが
五年先も同じ状況である現地の動物たちに安住の場をより安定させるためにも
〔維持費用〕は間違いなく必要です。
あと一か月の時間にその想いを託しネクストゴールを新規に150万とさせて頂きまして その夢のゴールを
スタッフ一同 心から期待したいと思います。
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