札幌の小町谷さんが大変に謙虚で優しい方だというのは行く前から分かっていたことでしたが、実はどうやら案内人として相当な凄腕だというのは行ってみて分かったことでした。須藤と渡辺が、ご案内いただく先々で好き勝手に喋りちららかす内容から、今回の来札(ほぼ突撃のような)の意図を的確に汲み上げ、われわれがお茶を飲みながらボケーっと休憩している間に、すかさずその後の予定を組み替えてくださっていたりします。札幌の個性的な映画文化は聞けば聞くほど面白く、なんで今まで知らずにきたんだろうとソワソワしてきますし「札幌文化芸術交流センター」なる建物もお堅い名前からは想像もつかないオシャレさ。口開けてうっとりです。そして小町谷さんが最終日に会わせてくださったのは、札幌の元気な若者たちでした。映画は好きだったり興味なかったり。だけどそれぞれに札幌という街のカルチャーの今と展望を聞かせてくれて、それもまた面白く頼もしく、須藤蓮はもうすっかり仲間よばわりして喜んでおりました。これからどんなご縁を札幌と繋げられるのかと思うと、ワクワクです。私たちの最高に素敵な仲間たちともいつかぜひ繋がっていただけたらますます楽しいことになりそうです。皆様、本当にありがとうございました。(渡辺あや)
ABYSS の付いた活動報告
3日間充実の札幌案内をしてくださった小町谷さんは「キノマド」@kinomado_taguchi (https://instagram.com/kinomado_taguchi?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==)という自主上映チームに属しておられます。他にも札幌には自主上映チームがいくつかあり、いずれも素敵な取り組みをされているのが印象的でした。これほど自主上映文化が盛んな街を見たことがなく、興味深く思っていたら、そこにはやはり偉大なる育ての親がいらっしゃったのでした。札幌の皆さんからそのお名前を聞きすぎてお会いするまえから伝説の存在のように思えていたその方は、シアターキノ代表の中島洋さん。アポ無しでご挨拶にうかがってしまった我々を快く迎えてくださって、その禅僧のような風格に須藤はビビりあげつつ、ちゃっかり壁にサインをさせていただいてました。中島洋さんはこのほど映画も制作されたそう。「Wakka」。アイヌ語の「水」。札幌にはさらにもう一つ素敵なミニシアター「サツゲキ」さんも。ロゴがカッコいいです!(渡辺あや)