本クラウドファンディング(以下クラファン)にご協力を頂き誠にありがとうございます。 その皆様に報告すべきことが起きましたのでお伝え致します。
峯寺第44世住職快遍僧正が、昨年12月にから病気療養中の為入退院を繰り返しておりましたが、10月17日に他界するに至りました。峯寺の次世代への継承を祈念し、本クラファンを決断し満額成就を経て事業を順調に進めているなかで、観音堂の工事完了を目前にしての住職の他界という状況に至ってしまいました。しかしながら、住職の意志はあくまでも事業の完成を経て次世代への継承であり、関係者一同その意志に沿って前に進むことに変わり有りません。
本クラファンにご協力頂きました皆様をはじめ、志を寄せて頂いたすべての皆様に、観音堂の修復事業の完成やその後の峯寺の歩みを進めていくことを改めてお伝えする次第です。
今後共、関心を持て見守って頂けたら幸いです。
尚、住職の病気療養ということから、快遍僧正の代理として、10数年前より峯寺の建築に関わる機会を頂いた建築家として本クラファン報告をさせて頂いておりました。これは、完成報告まで務めさせて頂きますこと、ご了承頂きますようお願いいたします。(K)
10月下旬から11月に入り、屋根の形状が見えてきました。板張り部分は向拝屋根になります。この後防水シートを張った上に銅板葺きで仕上げていくことになります。
流れ方向に細い部材「垂木」が設置されていますが、ご覧のようにほぼ1本毎に長さ・勾配が異なり、現場合わせで作業が進められていきます。施工に時間を要することが察しられます。
隅棟を境に板貼りと垂木状況が見られます。板貼りも勾配に合わせ1枚毎に慎重に合わせて作業が進めらています。
屋根下側の化粧垂木は2段で、古色塗装されています。先端が白いのは化粧でもありますが、木の切り口からは水を吸いやすいため、防水を兼ねての塗装になります。





