倒壊の危機!飛鳥時代より伝わる峯寺の歴史的・文化的価値を次世代へ

島根の奥出雲地方に佇む真言宗の古刹、峯寺は1365年の歴史を持ち、現在の建物の多くは江戸時代に再建されたものですが、長年の風雨に耐え続け、倒壊の危機にさらされています。250年経つ貴重な建物を後世に残し、歴史的、文化的価値を守るために皆様のお力をいただきたく、ご協力をお願い致します。

現在の支援総額

3,155,000

105%

目標金額は3,000,000円

支援者数

187

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/07/29に募集を開始し、 187人の支援により 3,155,000円の資金を集め、 2023/10/15に募集を終了しました

倒壊の危機!飛鳥時代より伝わる峯寺の歴史的・文化的価値を次世代へ

現在の支援総額

3,155,000

105%達成

終了

目標金額3,000,000

支援者数187

このプロジェクトは、2023/07/29に募集を開始し、 187人の支援により 3,155,000円の資金を集め、 2023/10/15に募集を終了しました

島根の奥出雲地方に佇む真言宗の古刹、峯寺は1365年の歴史を持ち、現在の建物の多くは江戸時代に再建されたものですが、長年の風雨に耐え続け、倒壊の危機にさらされています。250年経つ貴重な建物を後世に残し、歴史的、文化的価値を守るために皆様のお力をいただきたく、ご協力をお願い致します。

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屋根の下地板が終わった部分から防水用のシートを貼り始めました。この上に銅板を貼れば屋根工事は終了になります。現場では年末までには終わらせたいと頑張って頂いております。板金職人の作事場で横連結加工を行った銅板が、いよいよ貼り始められました。まだピカピカでまぶしい状態ですが、竣工して徐々に銅板特有の色変化が進み、やがては「緑青銅板」と言われるような落ち着いた姿になってくれるでしょう。


本クラウドファンディング(以下クラファン)にご協力を頂き誠にありがとうございます。 その皆様に報告すべきことが起きましたのでお伝え致します。 峯寺第44世住職快遍僧正が、昨年12月にから病気療養中の為入退院を繰り返しておりましたが、10月17日に他界するに至りました。峯寺の次世代への継承を祈念し、本クラファンを決断し満額成就を経て事業を順調に進めているなかで、観音堂の工事完了を目前にしての住職の他界という状況に至ってしまいました。しかしながら、住職の意志はあくまでも事業の完成を経て次世代への継承であり、関係者一同その意志に沿って前に進むことに変わり有りません。 本クラファンにご協力頂きました皆様をはじめ、志を寄せて頂いたすべての皆様に、観音堂の修復事業の完成やその後の峯寺の歩みを進めていくことを改めてお伝えする次第です。 今後共、関心を持て見守って頂けたら幸いです。尚、住職の病気療養ということから、快遍僧正の代理として、10数年前より峯寺の建築に関わる機会を頂いた建築家として本クラファン報告をさせて頂いておりました。これは、完成報告まで務めさせて頂きますこと、ご了承頂きますようお願いいたします。(K)10月下旬から11月に入り、屋根の形状が見えてきました。板張り部分は向拝屋根になります。この後防水シートを張った上に銅板葺きで仕上げていくことになります。流れ方向に細い部材「垂木」が設置されていますが、ご覧のようにほぼ1本毎に長さ・勾配が異なり、現場合わせで作業が進められていきます。施工に時間を要することが察しられます。隅棟を境に板貼りと垂木状況が見られます。板貼りも勾配に合わせ1枚毎に慎重に合わせて作業が進めらています。屋根下側の化粧垂木は2段で、古色塗装されています。先端が白いのは化粧でもありますが、木の切り口からは水を吸いやすいため、防水を兼ねての塗装になります。


上記の様子は10月上旬ですが、本棟の軒先が形成され、向拝部屋根の形状が少し見えてきました。今後の本棟の小屋組み(屋根の構造組)が期待されます。軒先の下地が組まれています。現場合わせの慎重な作業が行われている様子が分かり、職人さんの手仕事に期待がより高まります。細い材(垂木)が軒先に向けて伸びているのが見えますが、長い材と短い材があり、長い材が力を受け持つ材で短い材は化粧材です。建築中だから構成がわかる写真です。この垂木の間から少しだけ下側の垂木が見える(先端が白い材)のが分かると思いますが、下の垂木が「地垂木」上が「飛燕垂木」で、2段構成で仕上がります。中旬に入り、正面から見て右奥側の様子です。屋根の四隅は、少し勾配で登っているのが分かります。神社仏閣建築ではよく見る様子ですが、反りのある材料を組んでおり、材の加工と癖を読んでの材料組は伝統建築ではならでしょうか。 一番上になって並んでいるのは「桔木(ハネギ)」と呼ばれる材ですが、扇状に並べられています。      さて、どんな屋根形状になるでしょう・・・・・お楽しみに!向拝部の屋根組ですが、曲線が多く職人さんの技量が重要になります。今回の工事では「宮大工」が経験を活かしての仕事から、完成の折には美しい姿が現れることでしょう。


9月中旬~下旬の様子を報告させて頂きます。 上記の写真、いよいよ小屋組みが始まり、4隅の「隅木」という要の材(材質は檜とのこと)が設置されました。一部細い斜めの部材「垂木」が掛かり始めていますが、これから全面的に垂木を掛けて屋根の下地を構成していきます。垂木の上に置かれた「木負」が延びていますが、この右側に「飛檐(ヒエン)垂木」がさらに追加され軒先が出来ていきます。垂木に新旧の部材があることが分かると思います。建物の価値を認めて改修される工事では、「使える材は極力再利用」して歴史を継続していきます。向拝部の唐破風屋根の垂木が揃いました。着色がされていますが、完成したときの新旧の部材の違和感を軽減するために「古色塗装」を施しています。下地だけで「美しい!」と思ってしまいました。職人さんは、下地等の準備に時間をかけていましたが、この数日それが活かされているような進捗状況みたいです。


上記の写真は、現在の作業上屋内の状況です。 屋根の改修が主になりますが、不要な下地類までが撤去されました。歴史ある建物ということで職人の方々の丁寧な取り扱いにより、これからの本格工事準備が整ったという段階でしょうか。 現在は、他の作事場で材料の「刻み」が行われており、それが済むといよいよ新たな小屋組みの組み立てから進んでいくと思われます。上記写真は、7月中旬でのものですが、「桝組」と言われる組み物が有りますが、材質感や仕上げ方などで周囲の木材状況と少し異なる「丁寧さ」が見て取れます。建物の歴史の途中で改修が行われた名残かもしれません。かつての屋根改修で確認された瓦の裏書です。 改修に関わった人か寄進などに貢献して頂いた方の署名でしょうか。 いろんな方々の想いが感じられる「軌跡」に敬服させられます。


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