みなさま。

宮森無事に福井、中国、日本で活動を終え、ニューヨークに帰って風邪を引き、寝ている間に時差も取れて今日から活動を開始いたしました。

日本滞在中は本当にお世話になりました。

ところで、クラウドファンドで成功した女性のプロジェクトの中からピックアップされたということで、株式会社AIRの記者まなてぃさんが、先日横浜の展示会場に取材に来てくださいました。


記事は「越前和紙の復興」にフォーカスして編集してくださっていました。

よろしければチェックしてみてくださいね。

https://www.youme-kanatta.jp/post-3920/

 

どうか気絶の変わり目、みなさまも私のように体調を崩されませんように。

本当に良い結果が報告できてよかったです。ありがとうございました!

いよいよ本日オープニング、展覧会が始まりました。

宮森作品は今回採集した60余の樹拓を整理してミノ張りしてあります。(神輿渡りの5つの神社を始め、お寺や民家などまわって杉の樹拓を採らせていただきました)
作品の中に入ると極薄の雁皮紙が自分の持つ静電気で静かに寄って来ます。



梅田さんの和紙は、究極の薄さのため1枚1枚、個性があって本当にどれも美しいです。顔をフワーと撫でられた時のあの感覚は他の材質では実現できないと思います。

いよいよ今立芸術館で展示が始まりました。作家の作品がぞろぞろ入ってきます。

 (大滝神社、岡太神社の朝参り)

昨日は野原竹工所(創業120年ほどになる竹細工屋さんで、素晴らしい腕をお持ちの伝統工芸士、野原正治さんについてはまたレポートします)で竹を入手してきました。

樹拓やワークショップの準備もしています。やなせ和紙さんの美しく、薄く、ロビングにしっかり耐える強度を持った杉の入った和紙で、大滝神社、岡太神社、岩本神社、岡本神社の境内の杉の拓本とってきました。杉の繊維の入った和紙でそっと杉の表皮に触れた時、なんとも言えないエネルギーの循環を感じます。木炭は表皮を傷めないように、柔らかいものを使います(基本現場で落ちているものを使います)。

展覧会の開始は29日、一週間詰めて作業をするのであまり詳しいレポートできないかもしれませんが、頑張っています。

写真やお手伝いいただいた伝統工芸士の方たちのお仕事については、会期中少しずつアップしてゆきたいと思います。

ありがとうございます!

20年ぶりに再会した菜穂さんは梅田和紙で20年、修行を積んだ、若き伝統工芸士です。そして、今回、柳瀬徹二さんが私のために漉くことができなかったことで、逆に菜穂さんと再会ができ、 彼女が修行を積んだ梅田和紙の梅田修二さんに会うことができました。

彼の実験魂と紙漉きの技術、そして人柄に私は強く感銘を受けました。それなのに、梅田さんの工場は不景気で閉まってしまっていたのです。


私は自分の引き出せるお金をすべて渡して、彼にその中で用意してもらえる(展示に使う紙を)数をお任せして明日届けてもらうことにしました。

彼の漉いた極薄の雁皮紙を見たときの衝撃を今でも忘れられません。
あのように心を込めて作った最高の和紙を使うのには言葉にできないプレッシャーがあります。


ただ物事には時期というのがあり、直感的に今この和紙を使うために私は呼ばれたのではないかとさえ思えるほど、私の求めているものにぴったりとする紙でした。

私もものつくりですから、価値のあるものを安く買うことはできません。
クラウドファンド集めたお金から手数料やリターンの経費を引いて手元に残った50万円の資金を私はすべて和紙に使う決心でした。

ところが、クラウドファンドの振込が来月末(!)だと知って、一度にお金がたくさん使えず、自分の貯金残高と相談しながら生活しなくてはならなくなりました。柳瀬春夫さんにはとりあえずお支払いをしたのですが、あとは調整しながらやって行こうと思っていました。

でも、あんなに素晴らしい紙を漉く工房が休止しているなんて
本当に残念で。

梅田さんのお話を聞いていて、もうこの方の紙を買うしかない、という気持ちで
またこんな紙を漉ける人がいるんだ、ということを知ってもらいたいという気持ちもあり、思い切って自分の貯金を下ろしてしまいました。

名前が知れて需要があれば、会社も復活できるでしょうか?
私にできることは少ないかも知れませんが、気持ちは入ったので、もう力を出して梅田さんの紙がベストに見える展示をし、梅田和紙の宣伝もしようと思っています。

ちょっと言葉が足りないのですが、
今日も大瀧神社、岡太神社に朝と夕方お参りして、
色々なご縁のお礼と、展示の成功のお祈りをしてきたところです。
川上御前(女性の紙祖神)が本当にいたように感じるこのごろです。

 

昨日、すごいことが起こりました。

実は極薄の雁皮を漉いてくださると期待していた伝統工芸士の柳瀬徹二さん(奥様は人間国宝の岩野市兵衛さんのお嬢さん)が、お仕事の関係もあって都合がつかなくなり、代わりに“京都から来た若い女性”を紹介していただき、今日会うことになっていました。徹二さんのお父さん(今は亡き)良三さんに私は若い時にとても良くしていただいたので、是非コラボをしたかったのですが、とにかく今はお祭りもあって皆さん本当に忙しい(良いことです)。とても残念でしょんぼりしてしまったのですが、反面若い女性とコラボもいいな、と思い直し今日彼女が仕事をしている卯立の工芸館を訪れました。

そして登場したのはとっても素敵な女性です。でもちょっと彼女が私を見る目がアツすぎるーで、私もどこかであった気がしてきて。。。

なんと彼女は20年前に私が紙展の大賞をもらった時から覚えていてくれて、しかもその翌年(多分当時は京都から)クルマで茨城県のつくば市まで私の展覧会を見にきてくれた女性だったのです。彼女は昨日、柳瀬さんから私の名前を聞いて、もしかして。。と思っていたそうです。

ちょっと信じられないかったのですが、ワークショップの打診をした時に、彼女がちょっと涙ぐむ瞬間もあり、私ももう感激な1日のご褒美でした。

彼女の名前は村田菜穂さん。あれから福井に紙漉きの修行にきて20年腕を磨き、立派な伝統工芸士になっていました。しかも去年『日本の力』という番組に特集されたそうで(そしてそれは全国放送、海外放送もされるそうです)和紙に対するパッションを持った、素晴らしい(そしてすごい美人さん)です。

今日一緒にお昼をしながら、こんなタイミングで彼女と会うなんて、朝お参りした大瀧神社、岡太(おかもと)神社の紙祖神(←女性)の引き合わせかと思ってしまいました。