おかげさまで多くの皆さまにご支援いただき、クラウドファンディングは短期間に当初目標の179%を達成しました。応援の言葉もいただき、本当にありがたく思っています。
ネクストゴールも60万に設定してさらに頑張ろうと決意もしました。
でも今、あらためて現実を見て無力感に襲われています。
2022年の国内の新設住宅着工棟数は85万9,529戸というデータがあります。
一方、私が2022年に関わった新築住宅はわずか30戸程度です。
比率を計算すると、全体の0.0035%です。
日本の伝統的な木造建築設計作法である「1間間グリッド設計法」を広めて、日本中の家づくりに関わる全ての人を幸せにしたい。
そんな思いを持って電子書籍を出版したところで、私の力は大海の一滴に過ぎない。
クラウドファンディングで多くの方に応援していただいても、結局私には何もできないのではないか。
悩みました。
そして考え方を変えました。
「人の力を信じよう」
私は、日本各地で家づくりをしている皆さんの力に勝手に期待させていただくことにしました。
日本の伝統的な木造建築設計作法は本物です。
本物の設計作法ならば、必ず皆さんの力で日本中に広がっていくと信じています。
この出版が大海の一滴だとしても、そこに力を注いでいくことを決意しました。