『自由への終わりなき模索』――880頁の“鈍器本”がはらむ可能性を探る第1弾となるトークイベントが、1月24日、浅草・田原町の書店「Readin’ Writin’」で開催されました。
「1000本ノック」とは、2000年代の元舎員・綿貫眞木子さんが編著者の清原悠さんに、本の内容について矢継ぎ早に質問を投げかけ、ポイントを深掘りしていく試みです。綿貫さんはこの日のために、「ノック」にちなんで東京ヤクルト・スワローズの帽子を購入して臨むという力の入れようでした。
冒頭の主旨説明は細田が行いました。実行委員会からの主旨説明を簡単に行った後、清原さんから、本書の刊行や出版を取り巻く状況、戦後に廃案となった出版法・新聞紙法と現在も残る刑法175条(1972年の模索舎事件)との関係、そして社会運動としての「模索舎」の意義などについての約20分の導入スピーチがあり、その後「1000本ノック」が開始されました。
ノックの一部を挙げると――
『自由への終わりなき模索』の本づくりで苦労したことは?
泣く泣く本から落とした資料は?
OB報告会の経緯と歴史は?
歴代舎員が同じように「理念」を語ることについて
五味さんと舎員の確執
「四畳半の下張」事件
公安の定期的来店
モテック通信の「表紙問題」
「腹腹時計」で弾圧されたウニタ書店等との対比……などなど。
紙幅の都合でやり取りの詳細までは紹介できませんが、清原さんと綿貫さんの軽妙な応酬が続きました。時折「天の声」として元舎員の私(細田)もやり取りに加わりました。
また終盤には、現模索舎スタッフの榎本智至さんも急遽登壇し、会場とのやりとが行われました。
会場には約20名が来場し、オンライン配信を含め約40名が参加。会場からの質問も交え、充実した「1000本ノック」となりました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
次回は2月15日(日)午前10時より「Readin’ Writin’」にて開催です。対面・オンラインいずれでも参加可能ですので、ぜひご参加ください。
細田伸昭(模索舎アーカイブズ委員会)





