本日、校正ゲラを出版社に戻しました。順調に作業は進んでおります。
珍しく夏バテなのか、集中力がなく、エネルギーも枯渇している感じがします。エンジンが付いていないので、自力走行できない「だるま船」というのがありますが、無理せずに、だるま船状態で少し流されてみようと思います。
考えてみると、研究会を立ち上げたのも事前に計画していたわけではありません。実は成り行きです。書籍を出版する費用を確保するために、クラウドファンディングを活用しましたが、その流れでコミュニティもということになりました。
しかし後付けですが、自分に合った研究会だと思います。亡き父は小学校の教員で、札幌市教育委員会にも勤務したこともある初等教育の専門家でした。父は私に教員になれとは言ったことはありません。ただ子どもの頃、自分は何となく教員になるのだろうなと勝手に思い教育大学に行くつもりでいました。ところがその後、自分は違う道が良いと思うようになり、教育大学は受験しないことになりました。大学では教職課程すら取らなかったのですから、教員というのは、まったく選択肢になかったのです。
そんな父は、実はがっかりしていたようです。長男に期待していたのでしょうね。そう考えると、今ここにきて教育が大切だと思うようになったのもご縁かもしれません。本来は、高等教育以上に初等教育や中等教育は重要だと思っています。しかし、規制も厳しく、今の自分には手の出しようがありません。一方、社会人大学院であれば、自らの経験で何かできます。日本の大学生は受験で燃え尽きて勉強をしません。それも問題ですが、これ以上プレッシャーをかけて壊れてもいけないので、4年間大いに遊んでもらいましょう。
ただ、社会に出て、4、5年もすると仕事で自分の専門分野を確立できます。そうしたら転職も容易な時代です。大胆に行動ができるようになるので、自分の意思で、自分のお金で大学院に行くという判断も可能になるでしょう。その点、社会人大学院というのは、実はリスクのない挑戦のはずです。そこに気づいてもらうという意味で、研究会の意義はあると思います。この続きは、エネルギー不足なので、無理せずに次回の活動報告に回します。