家族に贈るガラスオブジェ
今年の小樽がらす市の特別企画として実施する「ガラスの贈り物応募企画~ガラス色のありがとう~」は、感謝の気持ちとともに特別なガラスオブジェを贈りたい人を会場で募集し、プレゼントする企画です。
今回は、大切な家族に贈るガラスオブジェとしてこの企画のために制作し、限定1点のリターンでもある「ガラスの鬼がわら」を紹介します !
ガラス×鬼がわら??
瓦文化ではない北海道では馴染みが薄いかもしれませんが、「鬼がわら」は、瓦屋根の棟の両端に取り付けられる特別な瓦で、厄除け・魔よけの意味を込めてしばしば鬼の顔がかたどられています。
瓦屋根はなくても、一家の守り神としての鬼がわらを、ガラスのまち 小樽流に表現したらどうなるんだろう?そんな発想で考えたのが「ガラスの鬼がわら」です。
どんな人が作ったの?
「ガラスの鬼がわら」の制作を担当したのは永田琢也さん。
小樽市総合博物館運河館の隣、いま小樽で話題の北海製罐第3倉庫からも程近い「小樽 il PONTE」の工房長兼店長で、4人の子どものパパでもあります。
永田さんは福岡県出身で、10代の頃にテレビでガラス職人を見たことをきっかけに、ガラスの道に進みました。
元々ものづくりに興味があり、キャンプに行った時など「火」を扱うのが好きだったことから、「ガラス職人か刀鍛冶になりたい」と思っていたそうです。
自由につくれるガラスのおもしろさ
永田さんは「ガラスは直接触れられないし、衝撃や温度によって割れる性質もあるから難しい。でも、思った以上に自由にいろいろ作ることができるのでおもしろい」と話します。
今回制作した鬼がわらは、実際の鬼がわらのイメージを念頭におきつつ、ガラス作品として色の使い方やまとまり・バランスを意識したとのことです。
ガラスの硬いイメージとは正反対の柔らかな表情をしており、頭や髭の部分などには一見金属に見えるような色や質感が使われるなど、ガラスの表現の振り幅が感じられるとともに、見ていてほっこりした気持ちになる作品です。
小樽がらす市が地元の人との接点に
永田さんの店舗は運河の近くにあることから、地元の人が足を運んでくることはあまり多くないため、小樽がらす市が、地元の人との接点になっているそうです。
当日は永田さんの店舗も出店するほか、ガラスの贈り物応募企画として「ガラスの鬼がわら」を会場に展示します。
ぜひ会場では様々な出店者による展示販売を楽しむとともに、ガラスの贈り物応募企画にもご注目ください!
(「ガラスの鬼がわら」は現在実施中のクラウドファンディングのリターンでもあります)