「医療事務や介護職の資格を取っても‥求人に「高卒以上」とあると、ガッカリします。」
とあるひとり親家庭のお母さまはそう話してくださいました。
様々な理由で高校を中退されたり高校へ進学できなかった人は数多くいます。その多くの人が最初に書いたような気持ちを抱いていると思うと、胸が苦しくなります。
当団体は、ひとり親家庭のお母さま・高校生のお子様には、看護専門学校進学をお勧めしています。
なぜなら、看護専門学校進学した場合の給付金や補助金は、他の専門学校進学と比べかなり充実しているからです。
しかし看護専門学校(正看護)に入学するほとんどの場合、入学資格が「高卒以上」と定めてあります。
それだけではなく今後の就職等も考えると「高校を卒業した」という資格はぜひ欲しいところです。
高校卒業と同等の資格を得る最もポピュラーな方法として「高校卒業程度認定試験」略して「高認」があります。昔は「大検」と呼ばれていました。
何らかの理由で高校に進学できなかった・中退した方にとって、ありがたい試験だと思います。
高認を高卒と同程度とみなす企業は増えており、高認をとれば就職活動にプラスになります。
高校卒業程度以上の資格が必要な専門学校や大学受験について「高認」は受験資格を認める「パスポート」のようなものです。
収入を高めるためにも、中卒であるお母さま・お子さまにはぜひとっていただきたい資格です。
高認は8月と11月の年2回試験があります。
科目数は現在8科目ですが、9科目に今後増える予定です。(※免除要件あり)
公表された合格点数はありませんが、100点満点の40点以上取れば合格すると言われています。
当団体では高認それぞれの科目のテキストを手作りで作成し、指導をづづけてまいりました。
過去、市販のテキストや参考書、教科書、問題集を使って指導した経験がありますが、ゼロから理解し短期間でマスターしていただくことは生徒さんの負担が大きく大変でした。(特に社会人の方は忙しく大変でした)
それで独自に高認に合格するために必要最小限のテキストを作りました。その結果、短期間で多くの生徒さんに合格していただくことができるようになりました。
私たちは今後も活動を通じ、さらに「わかりやすくピンポイントで学習できる」ツールやテキストを作成してまいります。