当法人のToppaは【突破】の意味です。
当法人を作ったきっかけは10年前、母体である江原予備校にひとり親家庭のお母さんが来られたことに始まります。
「何としてでも今年私は看護学校に通りたいんです。」とおっしゃるその方は、看護学校(正看護)受験の問題集をもってこられて「全然わからないです…教えてください。」と話されました。
指導していくうちに、分数の計算や正負の数の計算が理解できていないことがわかりました。
因数分解、平方根などまったくゼロの状態です。
(この問題集をやっていても、時間ばかりかかってしまう…)
そう思った私は「私がテキストを作ります。」とそのお母さんに言いました。
看護学校合格のためには、教科書も中1・2・3年の3冊、それに加えて高校数学ⅠAなど少なくとも計5冊分の
指導が必要です。
でも私は自信がありました。これまで不登校やひきこもっていた生徒を指導してきたからです。それで私は1か月で分数から中学3年生の計算までできるテキストを作り、さらに1ヶ月かけて数学1Aのテキストも作りました。
するとそのお母さんは、スラスラと学習ができるようになりました。その後、看護学校の過去問を何度も解き、その方は無事に合格されました。本当にうれしかったです。
その方は元々病院の看護助手をしており「人に言えないような苦労をしてきた。」とおっしゃっていました。
看護学校卒業後、就職が難しい熊本大学医学部の看護師になられました。本当に良かったです。
これがToppaの原点です。
毎年看護学校に合格される方、高認試験に合格された方を思うと本当に良かったと思います。
ここ数年は合格率はほぼ100%です。
今後はオンラインを活用し、事務局に来られない方々に指導の幅を広げ、全国的に展開できればと思っています。