クラウドファンディングのご支援とご協力ありがとうございました!
昨日でクラウドファンディングを無事に終えることができました。
私たちにとってクラウドファンディングを通して多くの人との一体感や対話アート展を行うためのエネルギーをいただきました。
特に応援いただいた105名の方たちとつながれたことが一番嬉しいことです。ありがとうございます。後ほどリターンなどの内容により個別にご連絡させていただくかとは思いますが、まずは御礼申し上げます。
始まりはこれから!
本日10月1日から対話アート企画展「ジャンクション」がスタートしました。場所の片付けや搬入などを行い、無事に場所が出来上がりました。そして本日より企画展「ジャンクション」の第一弾「おしゃべりなオアシス -西駒郷の作家達-」展が始まりました。10/1(日)-11/19(日)まで開催中です。ぜひ皆さまも足を運んでください。
5ヶ月の企画展中に来場者の皆さんも作品作りに参加します
今回の企画展の来場者皆さんに作品づくりに参加してもらい、5ヶ月後にどんな作品になったか振り返れられればと思い大きいキャンパスを常設しております。ぜひ皆さんも来場時に何か描いていってください。本日早速数名書き込みしました!
10/29(日)キックオフ開催します
応援してくださった皆さんとボランティアのメンバーでキックオフを行います。(報道陣も入る予定です。)ぜひ参加される皆さんには後ほどご連絡させていただきますので、一緒に新しいスペースの場所作りを一緒にしていただければ嬉しいです。
市民のアートそして生活者によるアートの発信地に
AI時代の夜明けの今、私たちは全ての人が作り手であり、表現者であるということをより認知していくことが大事だと思っています。表現には理解されやすい、されにくいというのはあるかもしれませんがテストのように点数をつけるものではありません。本人が表現したいものが表現できていれば、それはアートであり、誰かによる評価というのは、本来は重要ではありません。
私たちは障がいある人も障がいがない人でも、誰もが表現し、「作り手」として社会の新しいインスピレーションを与えることができると思います。
「作り手」はヒエラルキーの幻想を超える必要があります。「強い」「弱い」、「出来る」「出来ない」、「上手」「下手」というヒエラルキーで考えないことです。自分の作りたいものや自分のやりたいことを誰かと比べるべきではありません。
そもそも私たちは音楽を楽しむときには「上手さ」だけに注目するわけではありません。誰が弾いているのか、どんな背景でその曲を選んで弾いているのか、どうして今この曲を弾いているのか、などを考えて場合によって「弾き手」との関係値があった上で、その曲を「美しい」と感じたり「心地よい」と感じたりします。
例えば子供の発表会では、我が子がどれだけ練習してきたか、練習により犠牲にしてきたもの、生まれたエピソードなど、そこにストーリーがありそれに共感が加わり、その子自身のストーリーの一部として弾いている曲を受け取っていたりします。そこには誰に比べて「上手い」「下手」ではなく、その人が紡ぐ音が「美しい」と感じる「聞き手」の存在が、「作り手」を創り出していると言えるのかもしれません。
「作り手」は「受け手」がいるからこそ存在できるのです。そう作り手と同様、地域の受け手になる人たちを増やしていき、その表現を受け入れられるような地域になっていけばいいなと思います。このマツモトアートセンターがそのような市民のアート、生活者によるアートの発信地にしていければと思います。
しかしそれも私たちの力だけでは達成できないことですので、今回つながっていただいた皆さんにぜひ引き続き見守っていただけると嬉しく思います。
よろしくお願いします。