今回の紹介は、鳥取県米子市にある子供食堂「ネバーランド」です!
一品一品手をかけて美味しい御馳走を準備してこども達を待っています。
食事の時間以外には、宿題をしたりゲームをしたりビデオを見たり時には誰かの出し物(ピアノ演奏、紙芝居、落語等々)もあったりします。
子どもが子どもらしくなれるように様々に工夫をしています。また、若いボランティアのお兄さん、お姉さんとの触れ合いもあり、大きな家族になったようなそんな居場所です。
始めてから1年が経ちます。
その間に長期にわたる不登校の中学生男子を持つお母さんが模索しているところに本こども食堂を知り見学され、次回開催の時何とか腰が上がり一緒にやって来られました。
中3のその子は、やはり最初の内は顔色もくすぶっていましたが、片付けになると代表やスタッフの声がけに俄然元気を発揮しだし、お母さんもびっくりするくらいの姿勢で
片付けに取り組みました。やはり周りの人にあてにされる事は自分の喜びにかわる、重要視されている気持ちが旺盛になってくるのでしょう、顔つきが変わってきました。
また、その次に来たときは何セットもある自分のゲームを持ってきて小学生の子ども達を遊んでくれるのです。
お母さんは生き生きとしたそんな姿は何年ぶりだろうか!と感激しておられました。 こうしたことから、寂しく孤食を強いられている子、また貧困家庭の中で種々のストレスを抱え込んでいる子、本当に様々な環境の子がもっともっと居るはずです。親や大人が原因で寂しい思いになる子どもが少しでも少なくなるよう進めて行こうと思っています。
上記の様な事から「ご飯を食べる」事だけが一義ではなく、こども食堂の運営を通して地域の子達の居場所づくりを目指していきたいと思っています。
その事が将来立派な大人になる一つのかけらになる事を信じて1回でも多く、一人でも多くの子達に参加を促していきたいと思います。
また、勧誘をチラシ、SNS系でしていますので様々な方がボランティアに来て下さいます。
いろいろな方に出会えてとても楽しいですし、人の輪が広がり繋がっていきます。こんな大きな喜びはありません。
次第に親御さん同士での悩み相談から少しでも解決できるようなふれあい、ネットワーク作り、またボランティアさんとのつながりも深め、ひいては子どもを抱える家族の居場所になっていくことを望んでいます。
食事の事で今までにヒヤリハット事例はありませんが、今後どんな事が起こるかわかりません。
何か起こらない努力を怠りませんが、まさか、の事態に備え応募させて頂きました。
現代社会には孤立に苛まれる多くの子どもがいます。この子達にありのままでいられる「居場所」作りをして行きたいと思います。その為にも提供する食事等最新の注意を図りますが、「もし」の時の為の保証をかけておきたいと存じます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。