2023/08/08 14:35
わたし達のクラウドファンディングの挑戦に届いた応援メッセージを紹介しています。演劇/微熱少年のすべての作品の記録映像を手掛け、シナリオ大賞の受賞作品が映画化されることでも有名な伊参スタジオ映画祭の実行委員長を務める映像作家・岡安賢一さんです。
「演劇/微熱少年の舞台をvol.1から現在まで撮影・編集させていただいている岡安です。
加藤さんとは共有できる感覚も多く、vol.1の「縁側アロハ」では「小津安二郎みたいな映像記録にできると良いですよね」という一言で盛り上がり、それ以降も「料理昇格機」ではクラシックな劇だからこそ手持ちカメラで今目撃しているような観劇映像を、「小医癒病」では20人にもなるキャストの目立つ動き以外のささやかな挙動も拾えるような編集を心がけました。
「すべて重力のせいだ」は、タイムリーであり普遍的な善悪を描きながら、重厚な室内劇として展開されていきます。すぐに、横長のシネマスコープサイズで映画的に組むことを思い付きました。登場人物全てがせめぎ合う演技を見せ、鑑賞者もまた自分自身と向き合える作品だと思います。「構造なり力なり」は、こちらもタイムリーな話題を内包しています。それがただの時事ネタではなく、演劇や漫画やそれ以外も含めた「創作する意義」についてまで昇華していることに、見た人は驚くことでしょう。特典として観られるRemixバージョンでは、あり得ない編集もしているのでご期待ください。
また、こちらも特典となるリーディングシアター『エレジー -父の夢は舞う-』も初公開となります。清水邦夫が描く昭和の情念を、加藤さんが令和にも通ずる骨太な(そしてどこかチャーミングな)朗読劇として再構築したこの作品。編集で何度も見返して、見返すごとにどんどん「良いな」が増える稀有な舞台でした。 群馬における演劇活動がこれからも活性化していくように、みなさんぜひとも応援よろしくお願いします。」
岡安さんが作成してくれたスペシャルムービーでは過去作も含め、演劇/微熱少年との共犯関係の一端をご覧いただけます。是非ご覧ください。