皆さま、いつも応援をありがとうございます。舞台「尼崎ストロベリー」脚本・演出の木村淳です。クラウドファンディング受付終了まで残り1週間となりました。皆さま、最後まで応援を宜しくお願い致します。さて本日は最後のキャスティング裏話となります。メインキャストの中で唯一今回の再演からの参加となる「武田訓佳」さんについてお話致します。
私自身、武田訓佳さんと作品をご一緒するのは今回が初めてとなります。関西の方にとってはNHKの朝の情報番組の司会をはじめ在阪各局の情報番組のMC,リポーターとしてさらには阪神タイガースの勝利の女神としておなじみの方かと思います。その一方で役者としての印象は少し薄いのかもしれません。私自身、初めてお会いしたのが8年ほど前に私が講師として招かれた「演技ワークショップ」だったと思います。特段強くアピールする訳ではなかったのですが、演技に対して真摯に向き合って、その姿勢通りの非常に素直な感情表現がとても印象に残ったのです。その後、大阪のABCホールで彼女が出演する舞台を数本拝見しておりました。キャラクターを押し出すのではなく、虚構の世界の中で〝私として存在する〟ことを心掛ける姿勢がにとても好感が持て、今回現場をご一緒することとなりました。
武田訓佳さんが演じる「高野すず」という役は、大人となった主人公・駿一(桜井雅斗)の婚約者。桜井雅斗さんとともに狂言回しの役割を担って貰います。この役は原作には登場しない舞台版オリジナル・キャラクターです。武田訓佳さんが、この役をどう演じてくれるのか?今から私も楽しみにしております。テレビとは違った〝役者・武田訓佳〟を皆さまも是非、劇場にてご覧下さい。