日本コーヒー文化学会(JCCS)群馬支部は去る10月6日、群馬県庁32階セミナースペースで「コロンビアコーヒーを楽しむ会」(協力MCアグリアライアンス/共催大和屋、シーアンドシー)を開催し、約50名が参加しました。
開会に先立ち福島達男JCS副会長は「首都ボゴタは標高2600㍍でそこから降った場所に農園がある」と過去3度の視察体験を話し、最後に大和屋の平湯聡社長が閉会の挨拶を行いました。
講師のFNC(コロンビアコーヒー生産者連合会)アジア・オセアニア担当グリーンコーヒーマネージャー サンディアゴ・サボカル氏は「コロンビアコーヒーはなぜRichTasteなのか?」と切り出し、生産のプロから見たコロンビアコーヒーの特徴や現地の産地事情を説明。
サボカル氏は以下の通り語りました
・今年の生産量はサビ病の影響で前年比12%減の約1200万袋を割り込む見通し
・昨年までは多雨と日照不足のラニーニャ現象だったが今年からはエルニーニョ現象に転換する
・抗サビ病品種(カスティージョ、セニカフェ)は全体の85%を占め、この6年間で樹齢を若年化(平均6.79歳)し1400万袋を復元する。
・エメラルドマウンテンは標高1700㍍で栽培、生産量は全体の1〜3%、7回の品質管理検査を経た粒選りのスクリーン18サイズ、発売以来30年間変わらないプレミアムスペック。