本著に寄稿する著者紹介をシリーズでお届けする”達人紹介 ”。
第11回目は、この2名の ”コーヒーの達人” をご紹介します。
大坊勝次(だいぼうかつじ)
大坊勝次(だいぼうかつじ)。1947年盛岡市生まれ。
72年「だいろ珈琲店」入店。珈琲店の基礎を学んだ後、75年7月に東京・南青山のビル2階にて手廻し焙煎器の自家焙煎とネルドリップを軸とした「大坊珈琲店」を開業。以来ネルドリップの深煎りコーヒーを提供し続けた。
2013年12月老朽化によるビルの取り壊しにより惜しまれつつも閉店。15年12月に公開されたドキュメンタリー映画『A FILM ABOUT COFFEE』で取り上げられ、日本独自のネルドリップとして世界に紹介された。現在では全国各地を訪ね、手廻し焙煎とネルドリップ抽出法をレクチャーするなど後進の指導にあたっている。
星田宏司(ほしだひろし)
1942年、東京都生まれ。㈱いなほ書房代表取締役。日本コーヒー文化学会常任理事(出版編集委員長)。日本社会史学会会員。
珈琲文化研究会を主宰し、季刊雑誌『珈琲と文化』の編集兼発行人。コーヒーの歴史と文化をテーマに文献収集、執筆を中心に主に活動。
『日本最初の喫茶店『可否茶館』の歴史』『黎明期における日本珈琲店史』、編著書に『コーヒーの本』『珈琲・味を磨く』などがある。