1.介助犬のこと わたしたちのこと
2.誰もが自分らしく生きるため
3.1頭の介助犬が誕生するには
4.寄付に頼らざるを得ない運営
5.事業拡大・千葉介助犬協会の移転へ
6.資金の使い道
7.寄付金控除について
8.実施スケジュール
9.リターン
10.ワンだふるなサポートを!
11.当会概要
兵庫県西宮市と千葉県船橋市で、介助犬の育成と普及啓発活動を行っている「認定NPO法人兵庫介助犬協会」です。手や足や身体が不自由な人(肢体不自由者)の日常生活をサポートする介助犬を育成し、介助犬と一緒に暮らす障害のある人=ユーザーに介助犬を無償で貸与しています。
2023年4月1日現在、全国で活躍する介助犬の頭数はわずか57頭。より多くの介助犬を普及させるためには、様々な課題を解決していかなければなりません。
肢体不自由者は障害の種類や程度がそれぞれ異なるので、介助犬はユーザーの障害にあわせてオーダーメイドで訓練されているのが特徴で、介助犬によって補助をする内容は異なります。
代表的なものとして落とした物を代わりに拾う、携帯電話やリモコン等の手の届かない物を手元にもってくる、スイッチやボタンの操作、立ち上がりや歩行の際に支えとなる、上着や靴や靴下を脱ぐ補助、ドアや窓の開閉、車いすの牽引、緊急時の連絡手段の確保などがあります。
例えば、一人で外出中に物を落としてしまった時に、障害があることで落とした物を自分で拾えないとなると、一人で外出することに大きな不安を感じてしまう人もいます。そんな人でも、介助犬に落とした物を代わりに拾ってもらうことで、安心して一人で外出できるようになります。
介助犬が車椅子を引っ張って段差を乗り越えるお手伝いをすることで、一人で外出できるようになる人もいます。
家族やガイドヘルパーに同行してもらうためには、事前に予約や予定を入れておく必要があります。
障害がある人が自分らしく自立した生活を送るためには、介助犬によるこれらのサポートが必要不可欠です。
当会は小さな規模で運営をしているため、介助犬を希望する全国の肢体不自由者に対して、これまで毎年1~2頭の介助犬を貸与してきましたが、1頭の介助犬が誕生するまでの道のりは簡単な事ではありません。
介助犬育成の始まりは子犬(パピー)の導入です。当会では繁殖に取り組むための資金や環境や人手が足りていないため、他の育成事業者やラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーのブリーダー等から購入して子犬を導入しています。介助犬候補の子犬は、生後60日頃から約1年間、ご自宅で飼育して頂くパピーウォーカーボランティアさんに預けられて、介助犬にとって必要な社会性を身につけていきます。そして1才を過ぎた頃から、介助犬になるための本格的な訓練を始めます。
候補犬が訓練を開始してから介助犬として認定を受けるまでの期間は、個体差はありますが1年半から2年ほどです。訓練では、訓練士と一緒に遊びながら人と生活する上で知っておくべきルールを学んでいく【基礎訓練】や、介助犬としてユーザーをサポートするために必要な【介助動作訓練】を行っていきます。
当会では自分たちで繁殖を行うための資金や環境や人手やノウハウがないため、他の育成事業者やブリーダーからパピーを購入するしか手段がありません。介助犬を希望する人がおられたとしてもタイミング良く候補犬がいなければ、育つまで待って頂くことにもなりかねません。現状でも「トレーニング」はできるのですが、より多くの介助犬を普及させるため、これからの事業拡大を考えると、より活動しやすい拠点に移転しなければなりません。
寄付に頼らざるを得ない運営
介助犬と生活することでより良い生活が送れるようになる肢体不自由者の数は、推測では約1万5千人と言われています。一方で、現在の介助犬の実働頭数はわずか57頭。まだまだ足りていません。2002年に身体障害者補助犬法が成立し、お店や施設等で介助犬の受け入れが義務となってから21年経ちますが、その頭数は増加しているとは言えない状況です。介助犬が普及しない理由の一つは【運営資金の確保の難しさ】にあります。
様々な社会背景により、フルタイムで就労している身体障害者は少数なため、介助犬の育成費用を当事者であるユーザーに負担して頂くことは難しいです。しかし、介助犬の貸与を受けることで、それまでの生活と比べて社会参加する機会が増えます。またユーザーの中には、介助犬とともに自立しバリアを克服し就労を目指す方もいらっしゃいます。介助犬はその自立のための第一歩を後押しする役割を担っているため、ユーザーには無償で貸与されています。
また、国や都道府県などによる育成への支援も行き届いておらず、当会の運営の約9割が皆様からのご支援ご寄付や募金で賄われています。詳細は、2020年に取り組んだ 【新型コロナ】介助犬の育成をこれからも続けたい!寄付や募金が減って運営がピンチ! のクラウドファンディングサイトをご覧下さい。
このプロジェクトで実現したいこと
2005年に設立された当会は、2016年には関東事務所として千葉介助犬協会(船橋市)を開設し、兵庫介助犬協会(西宮市)とあわせて2つの拠点を運営しています。介助犬の育成は、介助犬と暮らしているユーザーの生活全体をサポートするため、地域に根差した活動が求められます。より多くの介助犬を普及させるためには、より多くの育成拠点が必要なのですが、日頃の育成活動だけで手一杯となり、事業拡大にまでなかなか資金を回せていないのが現状です。
千葉介助犬協会は、これまでマンションの一室を事務所として借り上げて活動を続けてきたのですが、今後の育成事業拡大や介助犬候補の子犬の繁殖を見越した活動をしていくためには、現在の事務所のままでは取り組むことができません。そこで、育成拠点を移転させるためのクラウドファンディングに取り組み、皆様の更なるご支援をお願いさせて頂くこととなりました。
現在の事務所では、飼育できる犬の頭数や訓練スペース、できる訓練の内容も限られており、これまでは色々と工夫しながら事業を続けていました。また、介助犬の育成をサポートして下さるボランティアさんの勉強会は、室内ドックランなどを借りて行っていました。
新事務所に移転することが叶えば、長年取り組みたいと考えていた『繁殖事業』をスタートする予定です。繁殖を行うためには、母犬と生まれた子犬たちが快適に過ごせるような整った環境が必要不可欠であり、移転をすることによりその環境が整います。
資金の使い道
・千葉介助犬協会の新事務所移転のための初期費用
・エアコンや除湿器等の設備費用
・犬が滑りにくい床材質へのリフォーム(ビニールクロス)費用
・車椅子使用者が利用するための可動式玄関スロープの購入費用
・犬舎カメラ設置費用
・シーリングライトや蛍光灯等の設備費用
・現事務所の退去費用 等
もし今回のプロジェクトで目標を超える金額のご支援を頂くことができれば、介助犬の育成にかかる費用や今後の繁殖事業を進めるための準備にかかる費用にも活用させて頂きます。
当会はこれまでの活動と透明性の高い運営が認められ、2021年10月に所轄庁より認定NPO法人としての認定を受けることができました。それにより、当会へのご支援についても公益法人と同等の寄付金控除等の対象となり、皆様によりご支援して頂きやすくなりました。
寄付金受領証明書の発行について
3,000円以上のリターンでご支援して下さった方には、ご支援時に入力頂いた「氏名」と「住所」を名義として、寄付金受領証明書を発行します。また、ご支援時にご入力頂いた「氏名」と「住所」が寄付金受領証明書やリターンの送付先となります。実際に決済されたお日にちが、受領日として記載されます。ご支援時の入力内容をご確認頂けますようお願い致します。
<実施スケジュール>
9月末 千葉介助犬協会新事務所移転
10月中旬から下旬 リターン発送
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
リターン
◆3,000円Aコース【リターン不要コース】
リターンお届け不要コースです。
ご支援をできるだけ多く事業拡大・施設整備費用に充てさせて頂きます。
・寄付金受領証明書
・お礼カード(介助犬PR犬の肉球スタンプ付き)
・会報誌発送(2023年冬号から発送)
◆3,000円Bコース【介助犬豆知識メッセージオリジナル付箋コース】
・寄付金受領証明書
・お礼カード(介助犬PR犬の肉球スタンプ付き)
・会報誌発送(2023年冬号から発送)
・オリジナル付箋1つ
◆3,000円Cコース【オリジナルクリアファイルコース】
・寄付金受領証明書
・お礼カード(介助犬PR犬の肉球スタンプ付き)
・会報誌発送(2023年冬号から発送)
・オリジナルクリアファイル1枚
◆5,000円Aコース【リターン不要コース】
リターンお届け不要コースです。
ご支援をできるだけ多く事業拡大・施設整備費用に充てさせて頂きます。
・寄付金受領証明書
・お礼カード(介助犬PR犬の肉球スタンプ付き)
・会報誌発送(2023年冬号から発送)
◆5,000円Bコース【オリジナル手ぬぐいコース】
・寄付金受領証明書
・お礼カード(介助犬PR犬の肉球スタンプ付き)
・会報誌発送(2023年冬号から発送)
・オリジナル手ぬぐい1つ
◆5,000円Cコース【オリジナルエコバッグコース】
・寄付金受領証明書
・お礼カード(介助犬PR犬の肉球スタンプ付き)
・会報誌発送(2023年冬号から発送)
・オリジナルエコバッグ1つ
◆10,000円
リターンお届け不要コースです。
ご支援をできるだけ多く事業拡大・施設整備費用に充てさせて頂きます。
・寄付金受領証明書
・お礼カード(介助犬PR犬の肉球スタンプ付き)
・会報誌発送(2023年冬号から発送)
◆30,000円Aコース【リターン不要コース】
リターンお届け不要コースです。
ご支援をできるだけ多く事業拡大・施設整備費用に充てさせて頂きます。
・寄付金受領証明書
・お礼カード(介助犬PR犬の肉球スタンプ付き)
・会報誌発送(2023年冬号から発送)
◆30,000円Bコース【介助犬訓練士1日体験コース】
・寄付金受領証明書
・お礼カード(介助犬PR犬の肉球スタンプ付き)
・会報誌発送(2023年冬号から発送)
・介助犬訓練士1日体験
体験は、兵庫介助犬協会事務所(兵庫県西宮市)または千葉介助犬協会事務所(千葉県船橋市)にて実施します。チケットを郵送しますので2024年3月末までにご使用ください。チケットが届きましたら、チケットに表記された案内に沿って、当会までメールでご希望の候補の日時を3つお申し込み下さい。
◆50,000円Aコース【リターン不要コース】
リターンお届け不要コースです。
ご支援をできるだけ多く事業拡大・施設整備費用に充てさせて頂きます。
・寄付金受領証明書
・お礼カード(介助犬PR犬の肉球スタンプ付き)
・会報誌発送(2023年冬号から発送)
◆50,000円Bコース【出張介助犬デモンストレーションコース】
・寄付金受領証明書
・お礼カード(介助犬PR犬の肉球スタンプ付き)
・会報誌発送(2023年冬号から発送)
・出張介助犬デモンストレーションとPR犬との触れ合い
チケットを郵送しますので2024年3月末までにご使用ください。チケットが届きましたら、チケットに表記された案内に沿って、当会までメールでご希望の候補の日時を3つお申し込み下さい。無料出張地域以外は、現地まで自動車で移動するためにかかる交通費の実費を頂戴しますのでご了承下さい。
【無料出張地域】
兵庫介助犬協会:兵庫県、大阪府、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県、三重県、岡山県
千葉介助犬協会:千葉県、東京都、神奈川県、埼玉県、茨城県
◆100,000円【リターン不要コース】
リターンお届け不要コースです。
ご支援をできるだけ多く事業拡大・施設整備費用に充てさせて頂きます。
・寄付金受領証明書
・お礼カード(介助犬PR犬の肉球スタンプ付き)
・会報誌発送(2023年冬号から発送)
◆300,000円【移転後の千葉介助犬協会ご招待コース】
・寄付金受領証明書
・お礼カード(介助犬PR犬の肉球スタンプ付き)
・会報誌発送(2023年冬号から発送)
・オリジナルグッズ(付箋、クリアファイル、てぬぐい、エコバッグ)
・移転後の千葉介助犬協会新事務所の見学にご招待
・介助犬候補の子犬を抱っこして記念写真の撮影
・介助犬訓練士体験
複数のチケットを郵送しますので2024年3月末までにご使用ください。チケットが届きましたら、各チケットに表記された案内に沿って、当会までメールでご希望の候補の日時を3つお申し込み下さい。
50年後・100年後には、障害がある人にとって介助犬という選択肢が「あたりまえ」となるように!
より多くの介助犬を育成していき、より多くの身体障害者へのサポートをしていきたい!
目指せ!実働介助犬1000頭!
全ての都道府県に介助犬育成拠点を開設できるように!
千葉介助犬協会の事業拡大・事務所移転はその第一歩です。
皆様の「ワンだふるなサポート!」を、どうかよろしくお願い致します。
認定特定非営利活動法人兵庫介助犬協会
ホームページ http://hsda.main.jp/
メールアドレス info_hsda@ybb.ne.jp
兵庫介助犬協会(関西事務所)
兵庫県西宮市馬場町4-9
TEL/FAX 0798-37-4649
千葉介助犬協会(関東事務所)
千葉県船橋市海神5-27-15-102
TEL/FAX 047-437-6155
本プロジェクトへのご支援は「特定非営利活動法人兵庫介助犬協会」への寄付となり、当会が寄付金の受付及び寄付金受領証明書の発行を行います。このプロジェクトへのご支援は寄付金控除の対象になります。「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、当会が発行した寄付金受領証明書をもって確定申告をしていただく必要がございます。寄付金受領証明書は、2023年10月に発送予定です。※領収証はCAMPFIREではなく当会が発行・郵送いたします。
最新の活動報告
もっと見る千葉介助犬協会が移転して本日で丸一年が経ちました!
2024/10/01 22:11大変ご無沙汰しております。千葉介助犬協会を移転する際には、大変お世話になりました。暑い日々が過ぎ、ようやく秋らしい気候になりました。本日、10月1日。千葉介助犬協会を移転し丸一年が経ちました。大きなトラブルもなく、新しい環境で育成事業を行うことができています。この1年の様子などを写真を交えてご紹介します。まず、キャリアチェンジ犬S君のご家族が来訪してくださり、移転のお祝いにケーキを持ってきてくださりました!移転後も、通常の業務を行いながら、少しずつ家具を購入したり、物を揃えたりしました。犬達は、新たな環境になっても、体調を崩したりせず元気に1年を過ごしました。以前の協会は、部屋数も少なく、アパートだったので、雨の日の訓練内容は限られていましたが今の協会になってからは、広くスペースを活用し制限なく訓練を行えています。また、これまで行っていなかった講習会なども行ったり、事務所ボランティアを募集したりとこれまでとは違った事業も始めました。そして、5月22日が“ほじょ犬の日”であることから、補助犬の役割や千葉介助犬協会の育成・啓発の取り組み、介助犬ユーザーの生活の様子などを特集していただきました。事務所でのインタビューもあります。是非YouTubeをご覧ください。YouTube訓練犬やPR犬は、訓練以外の時間は、このように好きな場所でのびのびと過ごしています。1頭1頭性格や好みが異なるので、好きなドックベッドも違います。たまーに譲り合ったり、一緒に寝たりしています。移転当初、パピーだった繁殖犬候補犬もこの1年で大きくなりました。この秋、パピーウォーカーさんの元から協会に戻ってくる予定です。繁殖事業も少しずつ進めております。協会の日々の様子は、協会SNSで随所更新しております。Instagramhttps://www.instagram.com/hyogo_servicedog_association/Xhttps://twitter.com/npohsda今後とも、兵庫介助犬協会・千葉介助犬協会へのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。 もっと見る
肉球スタンプ制作秘話!
2023/10/27 12:00活動報告をご覧頂きありがとうございます!今回のクラウドファンディングでは、お礼カード(肉球スタンプ付き!)をリターンとしています。肉球スタンプ約230枚は、ボランティアさんやスタッフそしてPR犬で1枚ずつ押しました!これは、千葉の事務所での作業風景になります(^ ^)!このような形で一枚一枚押しました!押したスタンプが完全に乾くように半日ほど協会の様々な場所で乾燥し、各PR犬の名前スタンプを押しました。どのPR犬の肉球になるのか届くまで楽しみにして頂けたらと思います!届いたら是非SNS等で発信して頂けたら嬉しいですU・x・U最後までご覧頂きありがとうございました! もっと見る
リターンの発送について
2023/10/27 07:00活動報告をご覧頂いている皆様前回の活動報告から中々記事を更新できずすみませんでした。皆様にお渡しするリターンの準備が進み今月中に郵便局を通してお届けすることができそうです。ご報告が遅くなり、ご心配をおかけし申し訳ありませんでした。リターンをお届けするにあたり、多くのボランティアさんにお力をお借りしました。ありがとうございました。発送前の最終チェックはスタッフの手で行い発送します。皆様のお手元に届くまで、もう暫くお待ち頂ければ幸いです。犬たちも新しい事務所での生活に慣れてきました!また更新しますU・x・U もっと見る
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