(前回の続きです)
コロナ禍で開催場所を探し回ってやっと古河市で定期的に固定して開催できる場所を得たはぴ育マルシェ。
(↑はじめて作ったポスター。我が家の長女と)
これを書いている私 坂田は、古河市開催も叶って、古河市の「民間による子育て支援の大切さ」をとても強く感じ、それまでは物販・ワークショップといういわゆる一般的な「マルシェ」というところから、「地域の人に愛され育ててもらう、子育て支援型マルシェに舵を切る」と決めたのでした。
そして 第5回目の開催前に、
「これからマルシェの規模を大きくしていくにあたって、地域からの信頼度を高めるためにボランティア団体登録をしたい」とメンバーに申し出ました。
が、話し合った結果、企画・運営メンバーの半分がいなくなってしまいました。
それまでマルシェの運営費用などをメンバーで出し合ったり、「これ位ならいいよ」というメンバーの優しさに甘えていたり、夜遅くまでビデオ通話でミーティングをしたり、一生懸命になるあまりにメンバーやメンバーの家族、お子様に迷惑をかけてしまっていたのが原因です。
(”ボランティア”=”無償”という概念もあり、”ボランティアできるほど生活に余裕がない”というメンバーからの意見もありました。)
更に県外・市外メンバーは、「子育てに困りごとはあまり感じてない」「古河市限定にすると協力しにくい」といった意見もあり・・・
「みんなでやってきた事」から「誰かが去っていく」という事は結構大ダメージで、落ち込んだり、泣いたり(多分お互いに)しました。
そして、メンバーが半数いなくなった中、第5回の開催を迎えました。
その時は、地元のケーブルテレビさんの取材があったり、他のキッチンカー・ワークショップの出店者さんも巻き込んだこともあり、250名の来場を記録しました。
30名の来場が次の回には250名になり、本当にそれだけで奇跡を見たかのような嬉しさだったのですが、この第5回を皮切りに瞬く間に来場者数は増えていき、第7回目では過去最高の300名超えのご来場を記録することができました。
この12月には第8回目を迎え、団体も2年目に入りました。
今年は市・県の助成金をいただけたり、補助金なども活用し、更には協賛出店制度を設けることで、少しずつ 安定した運営ができるようになってきました。
また、「チラシが作成できる」や「絵が得意」などの強みを生かしたい!というメンバーも集まってくれて、それぞれが無理なく、家庭優先でマルシェのことを分担できる体制が整いました。
(↑マルシェ内でのキッズボランティアの様子)
タイトルに戻りますが1年経って改めて数えてみると、
0年目の総来場数は約180名でしたが、翌年は1300名を突破中で、地域の人に愛されたくさんの人に応援していただき、ゆっくりと成長していっています。古河には「これまでなかった」イベントであり、育児の支援方法であることが大きく影響をしていると思います。
イベント内では30分無料託児を設けたり、地元ボランティア団体との協力を行い、地域全体の育児支援体制の底上げを図っています。
古河市の職員の皆様の視察があったり、子育て支援センターの先生方のご来場があったりと、市民の皆様や公的福祉機関の職員の皆様にも注目していただいている育児応援イベントです。