ぼくには、「何らかの事情で教育を受けられない子どもたちに、教育が受けられるあたたかい場所・施設を作りたい」という目標があります。
なぜなら、ぼく自身がいじめを受けて不登校を経験したことが影響しているからです。
いじめを受けたことを知った母は「学校に行かなきゃダメでしょ!」と言わず、「どれくらい休む?1ヶ月?3ヶ月くらい休んじゃう?」というように「学校に行かない」という選択肢を差し出してくれました。
これは、「ぼくとしては」とてもありがたかったです。ただ、学校に行かないと教育を受けられないですよね。地域にフリースクールのような場所がたくさんあれば良いのですが、充実していないこともあります。
そういった想いが、最近だんだんと湧いてきているのです。
その理由の1つとして、祖父が膵臓がんを患っていることがあります。実はこのクラウドファンディング期間中も、祖父の容体が急変する状況もあり、家の中がバタバタしています。
ぼくは、シングルマザーの裕福でない家庭で育ったのですが月謝の高いヴァイオリンを習い続けることで母に負担をかけてきました。血のつながらない祖父が自分の家を売って費用を出してくれたこともあります。祖父がいないと、今のぼくはありません。
祖父だけに限りません。これまで支えていただいた皆様のおかげでヴァイオリニストとして活動してこられました。
もちろん、目の前のお客様に演奏を聞いていただくことや、想いをお話することは大切なことです。しかし、自分が実現したい目標は、教育・子育ての分野であり、いじめ・不登校の問題や、障がいについての無理解などの「社会の生きづらさ」を解消していくことだと気づいたのです。
1人では実現することが難しい大きな目標です。
同じ想いの方と一緒でないと、変えていくことができません。
そこで実は今、「オンラインコミュニティー」を立ち上げようと考え始めました。いただいたご縁や、つながりを大切にしていきたい気持ちもあるからです。
90名を超える皆様にこのクラウドファンディングプロジェクトにご支援いただいていますし、もう数えることができないほどの応援・シェア・ご紹介もいただいています。
そんな皆様は、
「子どもたちの笑顔を増やしたい」
という志を持たれている方です。
障がいや子育ての相談もできるオンラインコミュニティーがあれば、一人で悩むのではなく、みんなで「どうしたら良いか」を考えられる場を作っていけるようになると考えています!まだまだわからないことばかりですが、そんなことを考えています。
式町水晶