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かごを編む 鳥越のすず竹細工と共に・柴田恵

岩手県北部、一戸町鳥越地区。この地で守られてきた「すず竹細工」は日用品でありながら端正な作りを身上としてきた。民藝ブームの再燃、歴史を塗り変える事実の確認、材料のスズタケの枯渇、担い手の減少、今、それを取り巻く環境は大きな分岐点にある。作り手・柴田恵を通して「すず竹細工」の魅力に迫る本を作りたい。

CAMPFIREクラウドファンディングアワード

現在の支援総額

3,770,500

117%

目標金額は3,200,000円

支援者数

176

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/10/02に募集を開始し、 176人の支援により 3,770,500円の資金を集め、 2023/11/30に募集を終了しました

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3,770,500

117%達成

終了

目標金額3,200,000

支援者数176

このプロジェクトは、2023/10/02に募集を開始し、 176人の支援により 3,770,500円の資金を集め、 2023/11/30に募集を終了しました

岩手県北部、一戸町鳥越地区。この地で守られてきた「すず竹細工」は日用品でありながら端正な作りを身上としてきた。民藝ブームの再燃、歴史を塗り変える事実の確認、材料のスズタケの枯渇、担い手の減少、今、それを取り巻く環境は大きな分岐点にある。作り手・柴田恵を通して「すず竹細工」の魅力に迫る本を作りたい。

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2023/11/11 14:19
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史跡 御所野遺跡

すず竹細工の里鳥越から、車で10分程の距離にあります。聞いた話によれは、鳥越でも掘るといろいろ出土するとのことですが、御所野は縄文中期の遺構で、農工団地の造成事業の折に発見されました。2021年世界遺産に登録されています。

こちらは屋内の博物館に加え、縦穴建物や配石遺構を伴う墓域、祭祀場などの屋外展示もあり、広々とした公園になっていて、訪れた11月初旬は紅葉真っ盛りで、とても気持ちがよかったです。

ここで出土した土器の底に残っていた圧痕から、すず竹細工が使われていたことがわかりました。縄文人は土器を成形する際、すず竹をシート状に編んでその上に土をのせ、そのシートをろくろ代わりにして回すなどしたものと考えられています。しかもシート状に編まれたすず竹は一通りではなく、いくつもの編み方がされていて、今の編みに通じるものということです。有機物であるすず竹細工はやがて土に還るのですが、土器という無機物にその後が残っていたことに驚くとともに、ロマンを感じます。

縄文人は他にどんなすず竹細工を編んでいたでしょうか?最近、日本各地で低湿地遺跡から編組品の出土が報告され、それがきっかけで、縄文人の暮らし方が大きく見直されています。かごも作られていたかもしれません。想像するとワクワクしますね。

本では、御所野博物館の高田館長に専門家のお立場から寄稿いただきたいと思っています。

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