時差ボケしていないわけがない
日本に帰国して2日足らず。
日光を積極的に浴びても、食事や睡眠の時間を強制しても身体はとても正直で、気持ちは日本にいても身体だけはフランスにまだいるかのようでした
全日本できるかな。
ふと言葉がこぼれました。
一方、同じアスリートである夫は帰国した次の日から仕事へ。
世界大会優先で休みをいただいたから全日本のためにはどうしても休みが取れず、せっかく予選通過したけど棄権せざるを得ませんでした。
俺もなー。活躍したかったなー。
と、互いに言葉がこぼれました。
腹を決めて、家族を支えながらアスリートとしても日本人過去最高順位をもぎ取ってきた夫。
私ばかりが表舞台に立って活躍するのはすごく申し訳ないけど
だけど、どんなときも、自分のことより周りを優先してくれる夫のためにもまずは頑張りたいって思えました。
そして、1番近くで温かく応援してくれる館山チーム。世界大会に何度出場しても、毎回、初出場するかのように応援してくれる。国旗に寄せ書き書いてくれたり、メッセージ動画を送ってくれたり、ジュニア練習の時間を使って砂山にメッセージ書いてくれたり。チームメイトが、どの国に行ってどんなレースしてくるのかちゃんと知っててくれて、応援してもらってる実感がすごくあって、こんなに有り難いことないです。
だから、一緒に出場してくれる館山チームのみんなと迎える全日本はとても楽しみで、嬉しくて、みんなの顔を見たら2日前までフランスにいたことなんて忘れました。
そして、そして、きっと!!!
私のレースを見るのを楽しみにしてくれている人がいる!
って何故だか初めてそんなことを思いました。(自意識が過剰ですが…。)だけど、このクラウドファンディングを通じてたくさん嬉しいメッセージをいただいたんです。
「いつもレースしている姿を見て勇気もらってます!」
とか
「結里花さんの圧倒的なレース気持ち良いです!」
とか…
だから、やるべきこと、できることに集中して今できる最高のパフォーマンスをしよう!と覚悟が決まりました。
私の誰にも負けないところは
「気持ちの強さ」
です。
でもそれは、皆さんのあたたかい応援、支えがあるからだって気づきました。
とてもじゃないけど、自分のためだけになんて今回は絶対に絶対にがんばれなかった。
きっと、会場に足を運べなかったと思います。
皆さんの心からの応援がまた更に私を強くしてくれました。
本当にありがとうございました。