「福島の子どもたちに思い切り遊べる夏休みを」
遊ぼう十和田!キッズサマーキャンプ!での資金の呼びかけは今日が最終日となります。
震災の年、私の妻のお腹の中には子どもがいました。
その影響を調べるうちに、大変な事が起きてしまった。
我が子はもちろん、福島の子どもたちをなんとしなければと自主避難のアテンドをするに至りました。
その年の9月に産まれた長女はもう小学校一年生になります。
今では次男、次女と、そして3女と4人兄弟。
小さな子ども4人に囲まれて青森県の田舎で大変ながら幸せな生活を送っています。
子どもたちが元気に遊ぶ姿がこれほど心から嬉しいと思える、思う今。
その十和田の恵まれた自然の中で、福島の子どもたちにも思い切り遊んで欲しいのです。
支援とはなんでしょうか?NPOなんてものをやっていながらこの言葉にはしっくりきません。
社会貢献も同様に。
震災後すぐに気仙沼へ入り物資を届けましたが入ったその日は「ここに何が出来ると思って来たのだろう」と自分を責めました。
あまりの惨状に足はすくみ、ただただ瓦礫を片付ける人々の邪魔にならないように・・・それしか出来ませんでした。
それでも続けられたのは、被災地の人たちとの出会いがあったから。
鮪立という町で、食べるものも無いのに、手渡された、パンにジャムを塗っただけのサンドイッチの味を私は一生忘れる事はありません。
自主避難のアテンドでは人それぞれの現実を見る事となりました。
この保養プログラムでは、そこで生きるために子どもたちを想い悩む母親。
我が子が遊ぶ姿を笑顔で見守る母親。
それでも力強く新しい人生を歩もうとする人々と巡り合えたことで私は、今こうして家族と一緒の時間を過ごしています。
それは、支援や貢献なんかじゃない。
背中を押されたのは、勇気を与えられたのは、私なのです。
気仙沼の悲劇を見たとき。
人々の現実を見たとき。
帰還がすすめられ全てが忘れさられて行きます。
何も無かったかのように過ぎて行く時間。
危険かどうか、安全かどうかの議論に追いやられてしまう現実。
子どもたちへ目を向けてほしいのです。
たとえ短い間でも夏休みに子どもらしく遊んで欲しい。
また来たいと笑顔溢れる時間にしたい。
そのための「遊ぼう十和田!キッズサマーキャンプ!」はもうすぐです。
もう少し、資金が必要です。
どうか少しのお力をお貸し下さい。
本日6月13日23:59まで皆様のご協力をお願いして参ります。
最後まで応援をよろしくお願い致します。