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▼10月12日追記|目標達成の御礼
これまで1,000人を超える『壁守』の皆様にご支援いただきましたこと、心より御礼申し上げます。おかげさまで寄付金額は、目標としていた1,800万円を達成することができました。改修プロジェクトはまだまだ始まったばかりですが、こんなにも多くの方々と共に使命を果たしていけるということが、何よりも大きな励みになります。
第1期の改修は、14枚から構成される壁画のうち右側4枚を修復いたしますが、全てを修復し終えるまでには、まだ数倍の期間と費用がかかります。
目標を超えていただいたご寄付についても、壁画の修復のために大切に使わせていただきます。当クラウドファンディングは11月30日(木)まで続きますので、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。
初めまして。特定非営利活動法人 明日の神話保全継承機構 理事長の西村です。
私たちには、渋谷の象徴的なパブリックアートにして、岡本太郎の最大かつ最高の傑作『明日の神話』を、数百年先の世代にまで継承していく使命があります。「芸術は暮らしの中に生きるもの」という岡本太郎の芸術観を体現すべく、この作品は美術館ではなく、1日に30万人もの人々が行き交う渋谷が設置場所に選ばれました。以来、日常の中で誰しもが観ることのできる作品として、存在し続けています。
これまでは設置に携わった渋谷の街の方々や企業とともに壁画の維持管理に努めてきましたが、設置から15年の時を経たことによる老朽化に、ここ数年の酷暑もあいまって、痛みが進行しつつあります。今、手を尽くさなければこの作品が徐々に欠け落ち、失われていってしまいます。次世代に『明日の神話』を継承していくためには、今がまさにその瀬戸際なのです。
※痛みが進んでいる箇所↓
メキシコの資材置き場にて無残な状態で救出されたこの作品が渋谷に辿り着くまでには、多くの困難を乗り越え日本に輸送し、修復にあたった経緯(※参考:『明日の神話』再生へ)があります。
人々の情熱や思いが重なったことで今この場所にあり、街ゆく人々にエネルギーを注ぎ続ける唯一無二のこの作品を、私たちは何としても次世代に継承していかなくてはいけません。
そしてこの度、『明日の神話』改修プロジェクトを立ち上げ、この先100年、200年と『明日の神話』が渋谷のパブリックアートとして存在し続けるために、設置以来初の大規模な改修を行うことにしました。
大壁画『明日の神話』を一緒に次世代へと継承していただける方々を、私たちは「壁守(かべもり)」と呼びたいと思います。現代の「壁守」の皆様と共にこの使命を成し遂げたく、力をお貸しいただけたら幸いです。
岡本太郎がメキシコで制作した『明日の神話』は、1969年に建設中のホテルに仮設置されたのちに行方がわからなくなり、2003年9月にメキシコシティ郊外の資材置き場で発見されました。その後、長らく放置されていたために満身創痍の状態だった『明日の神話』を日本に移送し修復する『明日の神話』再生プロジェクトが始動。1年におよぶ修復作業を経て、2006年7月に初公開にこぎつけます。まもなく嫁入り先が渋谷に決まり、2008年11月に設置が完了しました。
決め手になったのは1日30万人が行き交う場所だったことです。「芸術は暮らしの中に生きるもの」と考える岡本太郎の芸術観を体現するのにこれほど相応しい場所はありません。もっとも無条件に開かれた空間であるがゆえに、作品の保全にとっては厳しい面も否めません。岡本太郎の最大にして最高の作品を次の世代に届けるために、いまできることをやりたいと思います。
平野 暁臣(岡本太郎記念館 館長)
▼改修の内容:
1・壁画裏面からの補強と改善処置(作品本体と裏面補強材の更なる接着)
2・画面の激しい汚れと付着物の除去(衣類の繊維・空気中の埃等)
3・亀裂部分の再接着と補強(僅かな亀裂の変化が視られる個所)
4・以前の補彩部分への再補彩(オリジナル部との色の差が視られる個所)
5・壁画へのコーティング(埃・汚れを付きにくくするため)
皆様からご支援いただいた資金は、主に上記の改修にかかる費用として大切に使用させていただきます。
▼実施スケジュール:
2023年9月24日:第1期改修開始
2023年11月24日:第1期改修 終了予定
2024年秋頃:第2期改修 実施予定
A)御礼のメッセージ
B)「壁守」メンバーシップカード
共に『明日の神話』を守るメンバーの証として、このクラウドファンディングのために制作をした特別なカードです。
C)書籍『明日の神話1967-2023』特装版
■書籍概要
「メキシコで描かれてから今日まで、『明日の神話』が辿った半世紀にわたる数奇な運命を、詳細な記録・写真とともにビジュアルで解説。多彩な角度から岡本太郎最高傑作の全貌とその意味に迫る」
書名:『明日の神話 1967-2023 —岡本太郎はなにをのこしたのか』
編著:平野暁臣
判型:A5版 96ページ
出版:興陽館
D)ウェブサイトにお名前を掲載
NPO法人 明日の神話保全継承機構のウェブサイトにお名前を掲載します。支援時の備考欄に掲載をご希望のお名前をご記入いただき、掲載が不要の方は空欄にしてください。
E)壁画裏面の銘板にお名前を掲載
壁画の裏面に設置する銘板にお名前を記載し、壁画とともに大切に保存します。掲載期間は壁画が存在する限り永久に。
F)【限定20】『明日の神話』破片レプリカ
『明日の神話』改修プロジェクトで壁画の修復を手掛ける吉村 絵美留が、全て違うデザインで、唯一無二のオーダーメイドで制作。『明日の神話』がメキシコで見つかった状態を再現したレプリカです。素材は修復で実際に使用した欠損部に埋めた素材をベースに、作品に使用されている絵具と同質の絵具を使用しました。特注のアクリルで額装し、布袋に入れ専用の箱にてお届けします。
※写真のデザインは一例です
※アクリル額サイズ:18cm × 18cm
G)【限定10】『明日の神話』部分レプリカ(約 28.5cm × 23.5cm)
『明日の神話』改修プロジェクトで壁画の修復を手掛ける吉村 絵美留が、全て違うデザインで、唯一無二のオーダーメイドで制作。今回の大規模修復が終わった状態(壁画のある一部の原寸大)を再現したレプリカです。素材は修復で実際に使用した欠損部に埋めた素材をベースに、作品に使用されている絵具と同質の絵具を使用しました。特注のアクリルで額装し、布袋に入れ専用の箱にてお届けします。※写真のデザインは一例です
※アクリル額サイズ:41.5cm × 36.5cm
H)【限定1】『明日の神話』部分レプリカ(約 182cm × 91cm)
2006年7月6日~10月15日に岡本太郎記念館にて、-「明日の神話」再生への道- と言う展覧会の為に、『明日の神話』改修プロジェクトで壁画の修復を手掛ける吉村 絵美留が制作。日本で修復が始まった時の状態を再現したレプリカです。素材は修復で実際に使用した欠損部に埋めた素材をベースに、作品に使用されている絵具と同質の絵具を使用しました。
▼絵画修復家|吉村 絵美留
1949年、洋画家・吉村明峰の長男として東京麹町に生まれる。國學院久我山高校卒業後、哲学者・谷川徹三、修復家・黒江光彦両氏に師事。明治記念絵画館の作品や、東京国立近代美術館収蔵の太平洋戦争画などの修復を経て、73年に修復家として独立。『明日の神話』再生プロジェクトでは、修復チームリーダーを務める。
岡本太郎(1911-1996→)
1929年に渡仏し、『アプストラクシオン・クレアシオン(抽象・創造)協会』に参加するなど、30年代のパリで前衛芸術運動に参画。パリ大学でマルセル・モースに民族学を学び、ジョルジュ・バタイユらと行動をともにした。40年帰国。戦後日本で前衛芸術運動を展開し、問題作を次々と社会に送り出す。51年に縄文土器と遭遇し、翌年「縄文土器論」を発表。50年代後半には日本各地を取材し、数多くの写真と論考を残した。70年大阪万博のテーマプロデューサーに就任。『太陽の塔』を制作し、国民的存在になる。時を同じくしてメキシコで大壁画《明日の神話》を制作。同作は数奇な運命を辿った末に、2008年に渋谷駅のコンコースに恒久設置された。1996年没。没後30年にならんとする今も、若い世代に大きな影響を与え続けている。川崎市に「川崎市岡本太郎美術館」が、東京・南青山には「岡本太郎記念館」があり、多くの来訪者を集めている。『今日の芸術』『日本の伝統』(光文社)、『沖縄文化論』(中央公論社)、『美の呪力』『青春ピカソ』(新潮社)ほか著書多数
『明日の神話』を永遠に保全し、後世に引き継いでいくことを目的に設立。この作品を公の場に展示・公開することにより、本作品が訴える人間の尊厳、平和の大切さ、芸術文化の素晴らしさをそのまま伝え、未来に継承し、もって世界平和の実現に寄与することを第一の目的とする。また、壁画の表面に付着したホコリを落とす〝すす払い〟を年に1回行うことで、壁面の状態を維持している。
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<税制優遇の有無について>
このクラウドファンディングを支援することで、支援者が税制優遇を受けることはありません。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る第2期修繕作業が終了いたしました!
2024/12/20 18:40こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
壁画裏 銘板設置・2024年度改修工事実施のご報告
2024/10/08 15:30壁守の皆さまNPO法人明日の神話保全継承機構でございます。 昨年は壁守の皆さまからのたくさんのご支援により、壁画『明日の神話』の大規模改修工事を実施することができましたこと、改めまして感謝申し上げます。誠に有難うございました。~壁画裏「銘板」設置のご報告~大変長らくお待たせしております、壁画裏に「お名前を記載した銘板※」を設置いたしました。ご支援者様への確認や製作に想定以上の時間を要してしまい、大幅に遅れた設置となってしまいましたこと、深くお詫び申し上げます。 ※ご支援金額 ¥50,000(個人)、¥100,000(法人)が対象のリターンです。【銘板設置前】【銘板設置状況】※ウェブサイトと異なり、公表する前提でのリターンではないため、個人名をぼかしております。銘板は『明日の神話』と共に、大切に保管させていただきます。~第2期改修工事実施のご報告~昨年スタートした大規模改修の一環として、全14枚のうち今年は壁画中央の4枚(右側から5~8枚目)の亀裂・剥落・変色などを修復しますが、修復作業につきましては、昨年に引き続き絵画修復家・吉村 絵美留氏がこれを行います。なお、本大規模改修は、昨年実施したクラウドファンディングを通じてプロジェクトにご参画いただいたみなさま “ 壁守(かべもり)” をはじめ、多数の関係者のご支援により成り立っております。今後も鋭意、本大規模改修を進めてまいりますので、引き続きご支援を賜りたくお願い申し上げます。NPO法人明日の神話保全継承機構 もっと見る
【御礼】ご支援・応援していただいた皆様へ
2023/12/20 19:38皆さま当プロジェクト《渋谷のパブリックアート|岡本太郎『明日の神話』をみんなの力で未来に!》は9月22日よりご支援の募集を開始し、プロジェクト終了の11月30日までに、1556名の『壁守』の皆さまより、総額28,927,500円をご支援が集まりました。ご支援頂いた1556名の『壁守』の皆様ならびに、応援をしてくださりましたすべての皆様にNPO明日の神話保全継承機構一同、深く感謝しております。 誠にありがとうございました。そして、第1期『明日の神話』大規模改修プロジェクトは、予定通り無事に完了いたしました。これもひとえに皆様のご支援の賜物です。【修復前】【修復後①】【修復後②】当プロジェクトを通じて、多くの心温まるメッセージをお寄せくださり、本当にたくさんの方々が『明日の神話』を愛してくださっていることを改めて実感いたしました。皆さまからのご厚意を胸に、 当NPOは、これからも『明日の神話』の保全・継承活動に尽力して参ります。今後とも、どうか末永くお力添えを頂きますよう 宜しくお願い申し上げます。【リターンにつきまして】ただいま、返礼品を皆様にお届けするため、ひとつひとつ心を込めて封入しております。ただ、作業場所や時間が限られるなかで、予定より時間が掛かっておりますことご理解いただけますと幸いです。発送の準備ができ次第、順次対応させていただきますので、もうしばらくお待ちいただけますようお願い致します。なお、配達地域や悪天候による配送経路の状況によってはお届けが遅延する可能性がございますので、何卒ご容赦いただけますようお願い申し上げます。 NPO明日の神話保全継承機構 事務局 もっと見る
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