遅れましたが、今月の活動報告です。『ストレイ・メモリア』昨日マスターアップし、本編とサウンドトラックのマスターディスクを発送しました。マスターに問題がなければ、無事夏コミで頒布ができそうです。マスターの締め切りが迫っていたため、今月はその作業に追われ、他のことを後回しにしてしまいましたが、ようやく設定資料集とファンディスクの作業に進めます。テストプレイと修正作業の繰り返しで、いつ終わるのか不安が付きまとう状況でしたが、なんとか締め切りに間に合いました。ギリギリまでスチルの追加、ギャラリー関連の実装、ボイス関連作業も続き、なかなかにハードな毎日でした。ここがゴールではありませんが、一区切りはついたので、少し肩の荷が下りました。まだまだ細かい調整がしたい部分はありますが、それでもプレイ時間に見合った作品になったと思います。公開まではオープニング動画を見つつ、楽しみにお待ちください。リターンにパッケージ版を含む支援者様につきましては、ファンディスク以外のリターン品が手元に届き次第発送いたしますので、今しばらくお待ちいただければと存じます。
インディーゲーム の付いた活動報告
もうじき3月になりますが、2月中の活動報告がギリギリになり申し訳ありません。夏コミの申し込みも始まり、シナリオおよび実装も佳境に入ったことで、なかなか他の活動に手が回っていない状態ですが、制作自体はしっかりと進んでおります。▼本編のシナリオについて実装された状態で確認したい場所、ボイスを組み込みたい場所を優先的に進めている都合、かなり飛び飛びではありますが、4章までは完成、以降も7・8割は完成しています。シナリオができたそばから実装用に、背景や立ち絵、サウンドの指示書きをする都合、シナリオを書くのが止まってしまうこともありますが、本当に後少しというところまできました。来月の活動報告では『シナリオ完成』のご報告ができるものと思われます。エンディングについても微調整が終わり次第、実装テキストを作っていきます。制作当初から個別エンドを実装したいと考えていましたが、あくまでエピローグ後の後日談的な内容で作るつもりでした。ですが、せっかくのキャラエンドということで、長編作品としての余韻を出しつつ、選んだキャラとの関係性や成長が伺えるエンドにしたいと考え、エンドとエピローグを地続きにしたうえで描いていくこととしました。10時間以上のプレイ時間を経て辿り着くラストに、ふさわしいものをお届けできるように頑張って参ります。▼実装したゲームについてシナリオも実装も後半の章に入り、お見せできるものも少なくなってきました。その中から、月一のゲ制デーでお披露目したスチルをご紹介いたします。3章より、メインキャラである朝岡蓮と白崎茉莉花のスチルです。表情、躍動感、空気感、鮮やかな色合い、本当に素晴らしい一枚となっています。3章は茉莉花がメインとなる章ですが、2章から成長した蓮の姿が見られる展開でもあります。またあまり頻繁に宣伝活動ができない都合、サークルのX公式アカウントにて、週に一度小さめの進捗報告を行っています。こちらはネタバレにならない範囲から、さらに新しめのものを見繕ってスクリーンショットともにお届けしています。月一の活動報告とはまた違った側面から、ストメモの情報を提供して参りますので、気になった方はぜひご覧ください。▼シナリオ以外の進捗についてオープニングおよびエンディングの動画の依頼先について決定いたしました。こちらはイラスト素材が必要となりますので、制作はまだ先の話になり、エンディングはネタバレになってしまうので、公開前にお見せする機会があっても、一部を切り抜いたものになりそうですが、今から完成が楽しみです。イラストはスチル作業が主ですが、こちらもどんどん新しいものを作っていただいています。動画制作の都合、ネタバレにならないものかつ、画面構成の観点から必要不可欠なものを、優先的に依頼しております。クラウドファンディングのリターンになっているキャラデザも、ラフが完成しました。いつもの画面とは異なった形で実装していく予定ですので、こちらもお楽しみに。サウンドに関しても、新しいBGMも入り、より華やかに作品を彩ってもらっています。ボリューム的な面からも、本編およびサウンドトラックで聴いていただいた際に、ご満足いただける内容になっていることと思います。UIはそこまで大きな変更はせず、マイナーチェンジを行う予定ですが、インビジブルの頃から好評だったシナリオチャートをさらに進化させ、シナリオの小さな区切りごとに途中からプレイできるような構成を考えていただいています。また、広報とグッズ化を兼ねてミニキャラの作成を行いました。設定資料集にも載せる予定です。グッズにするのは作品完成後になるかと思いますが、記念もかねてアクキーなどを作れたらと思っています。3月の第二土曜日は恒例のゲ制デーで、また一枚スチルをお見せする予定です。どうしてもやりたかった内容かつ、皆さんにも喜んでいただけるものかと思いますので、こちらもどうぞお楽しみに。
新年あけましておめでとうございます。今年はストレイ・メモリア本編の公開を予定しており、年末年始も黙々と作業を進めることとなりました。また、年明け早々、大きな災害・事故があり、日本全国が悲しい空気に包まれることとなってしまいました。被災した皆様、影響が出た方々たちが、1日も早く元の生活に戻れるよう、心よりお祈り申し上げます。▼ストレイ・メモリア体験版について体験版アップデートに関しては、ボイスの整音が完了しましたので、近いうちに行いたいと考えています。ですが、本編に関わる作業を優先させているため、早くても来月になるかと思います。誤字等の修正も行いたいので、時期が確定しましたらまたお知らせいたします。▼ストレイ・メモリア本編進捗について実装は3章の途中までと、年末年始で作業を進めていた4章の中間にあるイベントシーンが完成しました。このペースですと、前回の活動報告に記載のとおり、2月にはシナリオ初稿完成する見込みです。4章は山場になるシーンが出来上がったので、今月は4章までのシナリオ完成と実装テキストの完成を目標として進めています。イラストに関しては必要な立ち絵を増やし、イベントシーンで使用する水着差分を一通り作成いただきました。また、坂倉はもともとの私服の汎用性が高かったのですが、よりラフに着られようなデザインの私服を作り、サブキャラクターである香純も私服差分ができました。水着のデザインに関しては、それぞれのキャラクターの個性がしっかり出ており、ここだけで使用するのが勿体ないと思うくらいです。イベントシーンでのみ使用する立ち絵ですが、キャラクターの変化を表現するのに必要なものとなるので、作成する運びとなりました。リブート前のインビジブルでもプールのシーンがありますが、こちらは立ち絵もスチルも作る余裕がなかったので、ストレイ・メモリアで作りたいシーンの一つでした。なお、この水着立ち絵を使用するイベントシーンですが、リブート前のインビジブルと同様に、キャラクター同士の絡みが多く盛り上がるシーンであると同時に、キャラクターの内面の変化が現れ、ストーリーにおける転換期にもなります。本作品の大きな柱の一つである『ジュブナイル』について、リブート前よりも重きを置いて表現したいと考え、主人公を支える高校生4人組の成長にスポットライトを当てることが多くなりました。2章では朝岡蓮の、3章では白崎茉莉花の葛藤と成長をメインとしており、4章では大神律と紺野美弥子をメインに据えています。3章まではリブート前を意識した展開が多くなっていますが、4章からはストメモオリジナルのシナリオ進行です。イベントシーンでは律と美弥子の変化を対比して描いています。二人とも登場した当初から同じ変化が起きているけれども、その方向性はほぼ真逆。二人が変わっていく様子は、2章頃から少しずつ出てくるので、ぜひ注目して見ていただきたいです。そして、イベントシーンの後半は、あるキャラクターと主人公の関係性について新たな事実が判明し、ラストには大きな変化が訪れます。イベント続きの4章、様々な秘密が明らかになる5章、エンディングへ向けて盛り上がりと終息を迎える6章、すでに書き上げているシナリオもありますが、今後は通してみた時により綺麗に繋がるよう、整えつつ加筆をしていきます。本編作業が落ち着いてから、ファンディスクやサントラ、設定資料集の作業に取り掛かるため、それまでは大きな進捗はありませんが、引き続き1か月に1回の進捗報告を行う予定です。
今年も残すところ一週間を切りました。ちょうどクリスマスですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。企画・シナリオとしてはこの時期は毎年、制作中の作品の作業に集中していることが多く、今年もクリスマスから年明けまでシナリオや実装に関係した作業をすることになりそうです。昨年のものですがクリスマスイラストを添えさせていただきました。前日譚『不可視の少女のクオリア』を制作していた頃ですので、そちらに合わせたイラストになります。季節、イベントごとのイラストは憧れがありますが、本編制作中ですとなかなかタイミングがないため、制作がひと段落するまでは見せられるのも本編絡みのものになると思われます。進捗に関して、現在は全6章のうち3章までのシナリオと3章ラスト以外の実装に使うテキストが完成しました。シナリオは4章の中盤までについても書き上げています。実は昨年から5章の途中までと、推理シーンから最後の盛り上がり、エピローグ直前までのシナリオを執筆済みという、変わった書き方をしているので、このまま進めば来年2月には全てのシナリオ第一稿が完成予定です。書きながら、ストーリーやキャラクターの細かい設定を修正しているため、セリフを整えたり、シナリオの流れを一部修正・追記する必要はありますが、完成までもう一息というところまで進みました。スチルなどは最終的に作成できる枚数がわからないため、シナリオ・実装を進めながら、マストの部分から描いていただいています。こちらはクラファンのリターンにも関わる、美弥子の配信スチルです。小ネタを混ぜつつ、配信風景が伝わるように画面を作っていただきました。併せて、前から存在はしていたもののしっかりとした形で立ち絵を出すのが初めてになる、美弥子の姉・紺野緋美子の登場シーンもあります。現在は3章の実装の傍ら、書き進めている4章の方で盛り上がるシーンができたため、こちらで使う立ち絵やイラストを進めてもらっているところです。来月初めにはお披露目できるのではないかと思います。この盛り上がるシーンというのは、インビジブル、蒼のフラグメントから存在する水族館→プールの流れになります。水族館に関しては、それなりにイベントらしく仕上げられたのですが、プールについては制作当初は行く予定もなく、当然イベントスチルや立ち絵もありませんでした。そのため、このような形でお茶を濁して終了しています。ストーリーに影響のある部分でないので、それでも問題はなかったのですが、ストメモでは水族館を3章に持っていき、リブート前とは全く異なるイベントが発生します(下記スクリーンショットは水族館のものです)。その流れを受け、4章は遊園地とプールという夏らしいイベントを、かなりの尺を取って取り入れています。全キャラクターではありませんが、念願の水着立ち絵についても制作が決まっています。楽しいイベントになりますが、ストーリーの大きな転換期にあたるので、そういった点でも意味を持つイベントになります。実装を楽しみにしていただけると嬉しいです。体験版に関しては、来月にはパートボイスありでアップデートできそうですので、完了後またお知らせいたします。進捗に関しては以上です。またこの記事が、今年最後の進捗お知らせになります。本年中は大変お世話になりました。2023年はストメモにとって大きな年となりました。来年の夏コミに向けて、スタッフ一同制作を進めてまいりますので、来年も引き続きどうぞよろしくお願いします。
▽ノベルゲーム『ストレイ・メモリア』クラウドファンディング本日最終日です。現在達成率23%、29名の方からご支援をいただいております。駆け込み支援を多数いただき大変うれしく思います。最終日となる本日は、少しでも多くの方にご支援を検討いただけるよう、これまでの活動や検討材料となるものをひとまとめにしました。また当初、Windows版のみの販売を予定しておりましたが、ダウンロード版に関してはMac版もご用意することとしました。「DL版コンプリートプラン」は本編およびファンディスクにMac版も含めてお届けいたしますので、支援ご検討の参考にしていただければと思います。▽体験版プレイ時間2~3時間想定、プロローグから2章までを先行プレイできます。・BOOTH(Windows版、Mac版):https://lupinuspalette.booth.pm/items/5223515・ふりーむ(Windows版のみ):https://www.freem.ne.jp/win/game/31780▽前日譚『不可視の少女のクオリア』プレイ時間およそ1時間、フルボイス、エンド数2・ノベルゲームコレクション(ダウンロード版、ブラウザ版):https://novelgame.jp/games/show/8124▽作品、キャラクター、BGM紹介の動画・オープニング曲『アストラルス』の視聴・作品、キャラクター紹介動画・BGM集▽ストレイ・メモリアについてあらすじやキャラクターについては、プロジェクト概要をご覧ください。本作品はフリーゲームとして公開した『インビジブル』および追加コンテンツを含めたシェアウェア『インビジブル 蒼のフラグメント』の流れをくむリブート作品です。作中にはリブート前と同じ設定、同じ展開、同じキャラクターも存在します。ですが、同じようで全く異なる新規作品の側面が強いです。グラフィックやサウンドも一新され、物語も大きく変化し、キャラクターが持つ役割も違うものとなっています。今作はジュブナイルミステリーと題し、二つのジャンルにより特化した物語が展開されます。ただし、どちらかというとジュブナイルの色が強いです。そのため人を一人のキャラクターとして描写し、その成長や心の動きを表現することにこだわりました。冗長と思われるようなやり取りが生まれることもありますが、そういったささやかなやり取り、会話こそ楽しんでいただきたいです。また用語が多い、整理するのに時間がかかる、伏線と思われる描写が多く疲れてしまうという声もいただいています。こちらに関して、情報量が多くなる際は理解が追い付いてから話が進むようにする、可能であれば用語集のようなものを取り入れようと考えています。物語後半にはこれまでの疑問点をおさらいしまとめに向かうパート、それを踏まえて謎を解き明かしていく推理パートがあります。手がかりや情報を繋ぎ合わせて自身で真相に行きつくもよし、キャラクターと一緒に真相を読み解くもよし、どちらにせよ複雑な謎になりますが一つひとつの謎、伏線について丁寧に解説を行いますので、よく分からないまま風呂敷が畳まれることはありません。▽支援プランについて・ひとくち支援プラン、DL版コンプリートプランに関しては直接商品がお手元に届くことはないプランです。パッケージが不要な方、作品等の応援が主体の場合こちらをご活用ください。・すべてのプランにスタッフロールへのお名前の記載がございますが、強制ではありません。名前を入れないでほしい方は備考欄にその旨記入するだけで結構です。▽リターン品についてストレイ・メモリア本編、設定資料集、サウンドトラック、こちらに関しては一般販売(イベント、通販、ダウンロードサイトなど)を行います。イベントや通販でもパッケージ版をお求めの方に手に取っていただけるよう数を確保したく思いますが、クラウドファンディングの結果次第では最小ロットでの発注となる可能性がございます。蒼のフラグメントでも通販を行ってすぐに売切れとなり、以降再販はしておりません。一般販売する上記の商品について、確実に現物を手元に置きたいという方はクラウドファンディングの返礼品としての購入をオススメします。ファンディスクに関しては非売品につき、一般販売はいたしません。スパチャ読み、オリジナルキャラクター作成、追加イベントも支援いただいた方限定の特別なリターンになります。また今回『ストレイ・メモリア』製品版の実況は4章までの制限を設けます。『インビジブル 蒼のフラグメント』は本編の実況可としていましたが、これは元となったインビジブルをフリーゲームとして公開しているため、そのような措置を取りました。ですが『ストレイ・メモリア』に関してはあくまでシェアウェアとしての販売をメインとし、製品版をご購入いただいた方にお楽しみいただくことを目的とするため、ミステリーにおける解答編にあたる5章以降は実況を禁止することとしました。あわせて、非売品のファンディスクは全編実況を禁止とし、今後情報の公開も行いません。支援者様限定の活動報告でのみ制作の様子やスクリーンショットを公開します。本プロジェクトの特別なリターン品として、ご支援いただいた方の本編プレイ後のお楽しみのため、本編同様に大切に扱ってまいります。▽これまでの活動報告・第1階 体験版と目標金額について体験版公開前の情報、目標金額設定に関する詳細な算出理由https://camp-fire.jp/projects/702453/activities/521997#main・第2回 リブート前との変化と見どころストーリー、キャラクターの変化や本編の見どころについてhttps://camp-fire.jp/projects/702453/activities/524151#main・第3回 リターンの解説と当プロジェクトの支援について各リターンの詳細な解説、プロジェクト支援の方法についてもまとめましたhttps://camp-fire.jp/projects/702453/activities/525908#main・第4回 体験版公開体験版についてリンクや、体験版の見どころhttps://camp-fire.jp/projects/702453/activities/527153#main・第5回 プロジェクト終了間近支援を検討されている方へ向けてのメッセージ、体験版についても触れていますhttps://camp-fire.jp/projects/702453/activities/529250#main―――――――――――――――――――▽サークルの今後について活動報告とは趣旨が多少異なりますが、ルピナスパレットおよびシナリオの水原梓は、ストレイ・メモリアの公開を最後にインビジブルをはじめとするシリーズに関わらないゲーム制作活動を休止いたします。これは決定事項であり、クラウドファンディングの結果とは一切関係ございません。ストレイ・メモリアは昨年制作を開始しましたが、それより前からインビジブルとは関係のないゲーム制作やシナリオ執筆ができないか、時間を見てはネタを考えて、インプットやシナリオ技術の工業に励んでいました。自分が好きなミステリーやデスゲームもの、恋愛に特化したもの、流行に合わせたもの、本当に幅広く何かを作れないかを模索し続けました。時折この設定なら、このストーリーなら、このキャラクターならと思えるものもできましたが、全て1文字も書くことなくお蔵入りとなっています。そうした中で、自分にとっての創作活動はインビジブルというシリーズ、そこで生きるキャラクターが全てで、他にどんな作品を手掛けることがあっても、これ以上に情熱を傾けられるものは生み出せそうにないという結論に達しました。そのため、ストレイ・メモリアがどんな終わりを迎えても、インビジブルシリーズでないものの制作はこれで最後と決めました。だからこそ、この作品で後悔はしたくありません。自分が全力で向き合った、これ以上はないという物語を用意しました。制作を続けながら、作品が世に出る日までシナリオもグラフィックもサウンドも日々進化し続けています。ですが、ひとりでは完成させられません。重ね重ね我儘になりますが、より良い形で作品を世に送り出せるよう、この我儘に付き合ってくださったスタッフに報いることができるよう、ご支援が必要です。どうかお力添えをお願いします。