2024/03/11 11:21

皆様いつも温かい応援を賜りまして誠にありがとうございます。


現在ユニットて育成しております新株につきまして、3/5に親つるをカットし、脇芽を除去しましたので小つるが一気に成長してまいりました。(TOP画像)

第一節目に蕾が見られますが、ほぼ全ての株が雌花の蕾をつけております。ナント種苗様の情報ですと、株元に近い方が着果成功率が高いそうですが、前後の葉がもう少し整った状態から人工授粉を行って参りたいと思います。


■ユニットの状況(環境)

現在ユニットの半分(12本)に定植し育成を進めております。生育段階としては初期ですので植物からの蒸散量が期待できず、湿度が上がらない状況です。

日中平均気温が22度、加湿しましても湿度が60%程度までしか上昇しないため、低湿度から気孔が開かず、根からの養分吸収量が低下していると予想されます。以下の管理表の通り75%程度を狙って、不織布を使った更なる加湿を行って見たいと思います。


また、前回ご報告致しました根腐れ起因の養液のphダウンの影響が若干見受けられます(現在は抜根と養液の入れ替え処理、酸化銀投与を行い安定しております)。

以下の通り葉の縁が茶色く変色しております。ph4.8台まで下がっており、また症状からカリウムが不足していたのかと考えております。

以下溶液の吸収範囲表です。

葉、湿度の状態から現在は養液+フルボ酸の葉面散布を行い、補助的に葉からの養分吸収も促しております。


■ユニットの状況(害虫アザミウマ)

苦しめられてきましたアザミウマですが、可視光殺虫にてかなりの効果を得ることができました。ただ、やはりゼロにしない限り少しの油断で爆発的に増加してしまいます。

現在は一日2〜3回のチェックを行っておりますが、葉の裏表に成体・幼体を見ることは無くなりました。

ただし、1日に3〜5個程度の卵があり、粘着テープで除去しております。


アザミウマは外で活動しておりましても、日陰で休憩しなければならない生き物です。どこかに隠れて休憩していると予想されますので床も含め、ユニット全体を毎日清掃しております。

また、巣となっている場所を探しましたところ、ついに発見することができました。余ったブルーシートの折り返し部分となります。ユニットの外で光が弱まるため休むにはちょうどいいようです。


※微小害虫が大量におりますため、めくった写真は控えさせて頂きます。


青色に誘引されやすい性質も絡んでくるため、ちょうど良い巣となったようです。影にならないようにしまして対策を取りました。

アザミウマの成体寿命は20日程度ですので、このまま清掃、葉の観察を続け、アザミウマの100%駆除を目指したいと思います。


皆様のお手元に早くメロンをお届けできますよう、引き続き全力で頑張って参りたいと存じます。恐縮ではございますが、今しばらくお時間を頂けましたら幸いです。

何卒よろしくお願い致します。